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一つ前の日記で、私のコンクール出場暴露話を書いたところ、予想外の反響があって驚いております。
ただ単に、自分のピアノが変化してることがわかって、それ以前のへなちょこ演奏で賞を取りに行こうという下心を持つなんざ、ちゃんちゃらおかしいやいっということを書きたかったのですがね

でも皆さんからのコメントをいただき、こうして過去を振り返るにあたって、更にいろいろと思いだされてきました。
今日はその話題です。
小さなコンクールにベルガマスク組曲のプレリュードで出た、という話をしましたが、その時の講評が残っていましたので紹介します。



文章ではそれほど悪いことも書いてないんじゃない?と思えるのですが、その上に「舞台マナー」とか「強弱」とかカテゴリーがあって、5段階評価になっていて、この合計点をもとに順位を決めていたようです。
私のは、3とか4とかばっかりで、突出したものがなく、当時の印象では、
「すげぇ平凡」
だったんです。
このころ私が強く抱えていたコンプレックスはまさにこれで、どんなに弾いても人の心に留まらない、印象が薄いということを嘆いていたんです。
当時在籍していたサークルでは、あまり人の演奏を褒めあうとかそういうことはほとんどなかったのですが、自分の演奏はさらに何も言われなくて、弾いても弾いてもダメな気がしてきたものです。
本当なら逃げ出したい自分の欠点。
このコンクールで、逃げようもないくらい目の前に突きつけられちゃったんですね。
なので、コンクール後もしばらく悩みました。。。
どうしたら人の心に留まる演奏ができる?
どうしたら何か言ってもらえる?
そればっかり考えてました。
昔はそんなことばかりが気になってたなぁ。
そういうのが気にならなくなったのはいつからだろう。
当時のことを思い出すと、今はそんなこと全然気にしてないなぁそういえば、と思うのですよ。
人前で弾くことへの欲求はかなりある方だし、いつかリサイタルを開いてみたいというひそかな野望もあるので、どうしたら聴き心地がいい演奏になるか、という考えは常に持っていますが、いつからか、昔感じていたような、「どうして?どうして?」と泣きたくなるような、焦燥感というか駄々っ子のような気持ちは鳴りを潜めていました。
出産後の発表会は、とにかく音楽作りが楽しくて、その前にピアノが弾ける時間があるということが嬉しくて、そういうことをぐじぐじと気にしている暇すらなかったように思います。
コンプレックスが消えたわけではない。
でも演奏は変わっていくんだな、だから悲観することはない、と思っています。
因みにこの後も1度同じコンクールに出ていたのですが、評価が少し変わっていたので、
「少々進歩したのかな」
と思ったのを覚えています。
今はどうなんだろう。
ちょこっと興味はありますがね。
えー。。。恥を忍んで告白いたします。
まことに恥ずかしながら、わたくし。。。
以前コンクールに出たことがあるんです。
1度ならず2度までも、いやいや3度目の正直、ということで3回も出ちゃったんですよー。
あああっ、ごめんなさい!
お願いだから石投げないで~!

前回記事で挙げた、ドビュッシーのプレリュード(ベルガマスク組曲)。
これをコンクールで弾いたんです、実は。
ちょうどピアノの転機が訪れた年でした。
何といっても先生と出会った運命の年。
しかし、この曲を先生にみっちり指導していただいたわけではなく、先生の所へ初めて伺った日が、コンクール本番の前日だったという

そのことは先生には内緒で体験レッスンを受け、
「弾くのにこんなに力が要らなかったのか!」
とカルチャーショックを受けちゃったのです。
このとき、あわよくば賞をもらえると心のどこかで思っていた私は、
「こんなに自分のピアノが変わるんだから、賞なんてもらえないよ!」
って恥ずかしくなったんです。
とまあ、若気の至りといいますか、自分の実力を知らないとこういう無謀なことも出来ちゃうものなんだなぁとあきれ果ててしまいますが。。。

それ以上に今回、また自分のピアノが進化していたことを知り、今度は、
「過去のあの全然ダメ~な演奏で、よくもまあコンクールに出ようなんて思ったよなぁ、自分!!

と、もう穴があったら深々と埋まりたいくらいの羞恥心を覚えるのでした

このコンクールは、設立されたばかりのごくごく小さなもので、アマチュアが気軽に参加できるという趣旨のものでした。
それでも出場者はやっぱりツワモノ揃い。
私の演奏なんて、ハナクソみたいなものでした。
いやいや本当、誇張抜きにしてそうだったんだって

そのコンクールに2回、あとの1回はこれまた無謀にも、アマコンに出ちゃったことがあります。
こっちのほうは知名度もあり、予選2回・本選1回というきっちりした形式のものでした。
(小さなコンクールの方は、1曲勝負でした)
これに、アルベニスの「グラナダ」で出ちゃって。。。

しかも当時聴いていたアリシア・デ・ラローチャの影響ばりばり受けまくりな演奏していたし

いやぁこのコンクールのパンフがまだ家にあるんだけど、見ると選曲がやっぱり凄いの。
リストの「森のささやき」とか、ショパンのバラ1とか、ラフマの音の絵やプレリュードなんてあちこちでかぶりまくり、マニアックなところでメトネル・カプースチンだし。。。
そんな中でもしアルベニスで出るなら、「イベリア」から選曲すればよかったと今では思います。
ただし、弾きこなせればの話ですがね。
コンクールへの野望は、実は何年か前まであったんだけど、今は圧倒的に時間が足りないし、それにもっと音楽を楽しみたい、いろんな作曲家の良さを知りたい、って思っているので、出場は考えていません。
というか、もう恥ずかしくてそんなこと出来ないから~!

早いもので、4月も下旬に差しかかり、あっという間に5月になっちゃいます
ピアノムシ練習会に久々に参加することにしているので、さーてどの曲を弾こうかしら?と曲を物色中
こないだ発表会で弾いた2曲は、たまに余裕がある日に弾くんだけど、まだまだ忘れちゃいない
というわけで、この2曲は持って行って、そのほかはどうしようかなーって考えてます。
選曲タイム、結構楽しいですよね
あれこれ考えてる間は楽しいで済みますが。。。
同時に不安なのが、過去レパを弾いた時のこと。
久々に弾いてみる曲なんかだと余計にそう感じるのですが、
「どれだけ衰えているのか?」
というのが気になるところ。
しかも一生懸命練習してた時のことが、
「弾けてるはずっ!」
という感覚として残ってるから、実際に弾いてみた時の感覚とギャップが生じるので、そのギャップをまた埋めるのに一苦労なんですよね
今回練習会が5月ということで、さわやかな新緑の色が見えるドビュッシーの「プレリュード」(ベルガマスク組曲より)をまた弾こう!って思ったんです。
この曲弾くのは1年ぶりかな。
いちおうヘヴィロテ曲に入れてるけど、本当に弾けてるのかなぁ、とドッキドキでした
。。。案の定しっかりと衰えてましたが。。。
しかし別の発見もあったんです。
今まで弾きづらかった部分が楽に弾けるようになっていたり、よりメロディー(ベースラインも)を大切する弾き方になっていたり、いい意味で変化してる部分もあったんです。
音楽的に仕上げようという意識も高まっているみたいでした。
弾き心地も以前とは全然違うし!
ということは。。。
この1年間で、私の弾き方と意識が変わったのが、ものすごく良く分かったんです
以前から、先生に習い始める前に弾いていた曲を弾くと、どれだけ先生の教えが浸透したかが良く分かると思っていましたが、これはかなり如実に表れてましたね~
しかも去年の弾き方とも違うということは、この1年間だけでも、かなり変化したということで
腱鞘炎にもなって、練習時間も以前よりなくてイライラして。。。
時間に追われる生活がすっかり基本になっちゃって、如何に練習時間を捻出するか、そればっかり考えてあくせくしたり。。。
辛いことが多かったように思うけど、それ以上に得るものは大きかったんだなぁ~
何かそう思うと、この変化ってとても嬉しい
改めて、自分をここまで成長させて下さった先生に、感謝感激雨霰
でございます
。。。しかしもう少しさらわないと、人前で披露出来るまでにはならず。。。
まだがたがたしてるので、練習会までに何とかしまーす
(って、そんなに曲持っていっても練習会で出番があるかは分からないけどね)
それがようやく、下降気味になってきたようです。
発表会の1週間前に、
「たとえ短い時間でも、やろうと思えば毎日ピアノは弾き続けられるんだ

ということが分かり、そのテンションが発表会が終わってからもずっと続いていたんですが、ここ最近、弾かない(弾けない?)日がぼちぼち出てきました。
エネルギー切れかな、こりゃ。。。

あの時は、パパが今の職場より近い場所で一時的に仕事をすることになっていて、家に帰ってくるのが早かったり、家事の一部をやってもらえたりしたので毎日練習が可能になってたと思います。
今月に入ってからは元の職場での勤務になり、家事は再び自分が全てやることになりました。
どう頑張っても終わるのは23時。早くて22:45です。
その後から大体30分~1時間で練習しようと基本的には考えているんですが、その時間になると既にもうよれよれになっていることが多く

元々根性のない私は、「あっ、もうダメ~」と、寝てしまうこともしばしばです。
(それなのに何で太るんだろう。。。

なので今は、大体1日おきのペースで練習を続けております。
15分しか弾かない日もありますが。。。
練習している曲は、引き続き「亡き王女のためのパヴァーヌ」と、「英雄ポロネーズ」です。
「亡き王女…」は、レッスンで言われたとおりベースラインとメロディーだけの練習を何日かやって、再び合わせ練を行っています。
「ぼーっとした感じ」「肩のところで腕をコントロールしない」を意識しながらやっておりますが、なかなか難しいです。
で、「亡き王女…」を弾いていると、音楽作りの方向性がどこかやっぱり現実から離れたところへ行ってしまうので、ばりばり現実的な弾き方をする「英雄ポロネーズ」の練習も一緒に始めたというわけです。
冒頭とテーマの部分だけさらってますが、しばらく片手ずつの練習が続きそうです。
(だって両手合わせると破綻するんだもーん

何か「革命」練習してたときのことを思い出しちゃうなぁ。。。

それにしても。。。
何でこんなに疲れてるんでしょうかねぇ。
寝ても寝ても眠いし。。。


パパが片道2時間の勤務地から、バリバリに疲れて帰ってくるので、パパの前では決して「疲れた」って言えない私。。。

嗚呼、休みたい。。。
一日ずっと寝ていたいよ~。
今月どこかで休もうかと思ったんですが、生憎今納期のある仕事を抱えてて、休むわけにはいかない状態です。
5月の連休も結局1日寝てる日というのは出来ないので、その仕事が終わったら休みとろうかなぁ、と密かに画策してます。
ピアノも大事だけど、体が資本なので、休養も大事ですね。
人には言うのに自分は出来てない私。。。情けない

いや、本当にほんの些細なことなんですよ。
一昨日、リストの「3つの演奏会用練習曲S.144」を、「ため息」以外の曲も聴いてみたくて、全部入ってるCDはないかなぁって探していたんです。
その夜は疲労がすごくて、ピアノは一応練習したけど15分で切り上げ
終わった後、注文はしたかったけどPCを開く元気はなく、ベッドから携帯で検索してたんです。
思えばこれがいけなかったのか。。。
検索で引っ掛かってきたのは、ラファウ・ブレハッチの英雄ポロネーズ~ピアノ・リサイタル でした。
携帯で見ると、曲目に「3つの演奏会用練習曲」とあり、
「おお!これに全曲入っているのだなっ?」
と思った私は、迷うことなく注文しました。
ブレハッチは、ここへよく来て下さるみぽぽさんのおすすめピアニスト。
なのできっと素晴らしい演奏に違いない!と大喜び。
ついでに一緒に通園バッグの作り方の本も購入
翌朝、PCで注文を確認した時、思わず目を疑いました。。。
確かに練習曲は3つ入ってるんですが、内訳が、
「森のささやき」
「軽やか」
「小人の踊り」
となっていて、それらがひとくくりで、「3つの演奏会用練習曲」ってなってたんですね。
おいおい!違うのやんけー!!
「軽やか」はともかく、「森のささやき」「小人の踊り」は「2つの演奏会用練習曲」の方でしょ?
作曲された年代も「3つの。。。」とは違うし。
一緒にしないでよね~!!
私は曲目の誤記かと思い、他のサイトでも曲目を調べてみたんですが、やっぱりどこもこのタイトルで、「3つの演奏会用練習曲」として括られてた
おかげで家出る時間ぎりぎりになってしまって、いやー参った
携帯からは、曲目の細かいところまでは見られないので、まさかこんな内訳になってるとは思いませんでした。
というか、注文前によく確認しない私もいけないんですがね
一瞬キャンセルも考えたのですが、もうすでに発送準備に入っていたので出来ない状態に。
しかしこのCD、だからといってキャンセルするには惜しい内容なんですよ。
珍しいシマノフスキの曲、「主題と変奏曲変ロ短調op.3」が入っていたりするし、カスタマーレビューでも評判が良く、どれも素晴らしい聴きごたえのよう。
なので、キャンセルはせずそのまま受け取ることにしました。
あとで調べたとこによると、「3つの演奏会用練習曲」全曲演奏が収録されたCDは少なく、ボレットと清水和音とあともう一人(誰かは忘れた)しかないらしい
改めてボレットの方も注文したので、
「こうしてピアノ関連の出費がかさんでいくんだなぁ」
としみじみ思ってしまったのでした。
ブレハッチのCDは思わぬ怪我の功名。
届くのが楽しみです。
こんにちは、キアラと申します。
家事に育児に大忙しの毎日ですが、合間を縫ってピアノライフも楽しんでいます♪ どうぞよろしくお願いいたします。
♪~練習中の曲~♪
※通年※
★バッハ
インヴェンション
※2011年発表予定曲※
<新曲>
☆シマノフスキ
変奏曲Op.3
☆Oriental Wind
久石譲
<リベンジ>
☆リスト
愛の夢第3番
☆ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第8番Op.13「悲愴」全楽章
☆吉松隆
ピアノ・フォリオ…消えたプレイアードによせて
<続投>
☆ショパン
ポロネーズ第6番Op.53「英雄」
ノクターン第13番Op.48-1
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