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「小山実稚恵の世界」ピアノで綴るロマンの旅
第11回 研ぎ澄まされる耳、指先
イメージカラー:薄い深緑
瞑想の世界・頭の中に満ちる虹

薄紫の霧がかかっている

そこにいるのは、誰なのだろう
じっと目をつむると
鮮やかな香りと音がせまってくる

水の精は
ひらりと身をかわし
泡となって消えてゆく

はかなくも鮮やかな
幻想の中に

【前奏曲・練習曲シリーズII】
・ドビュッシー:12の練習曲集より
・ショパン:1練習曲集 作品10より
ドビュッシー:練習曲 第1集 第1番「5本の指のための」
ドビュッシー:練習曲 第1集 第3曲「4度音程のための」
ショパン:練習曲 作品10 第10曲 変イ長調
ドビュッシー:練習曲 第2集 第10曲「対比的な響きのための」
ショパン:練習曲 作品10 第4曲 嬰ハ短調
ドビュッシー:練習曲 第2集 第8曲「装飾音のための」
ショパン:練習曲 作品10 第8曲 ヘ長調
ショパン:練習曲 作品10 第6曲 変ホ短調
ドビュッシー:練習曲 第2集 第7曲「半音階のための」
ドビュッシー:練習曲 第1集 第2曲「3度音程のための」
ショパン:練習曲 作品10 第12曲 ハ短調「革命」
ショパン:練習曲 作品10 第1曲 ハ長調
 
《休憩》
 
・ドビュッシー:前奏曲 第1集 & 第2集 より
第2集 第1曲「霧」
第1集 第1曲「デルフィの舞姫たち」
第2集 第4曲「妖精たちはあでやかな舞姫」
第2集 第8曲「水の精」
第1集 第4曲「音と香りは夕暮れの大気に漂う」
第1集 第3曲「野を渡る風」
第2集 第3曲「ヴィーノの門」
第1集 第7曲「西風の見たもの」
第1集 第10曲「沈める寺」
第2集 第12曲「花火」
第1集 第5曲「アナカプリの丘」
第1集 第8曲「亜麻色の髪の乙女」
 
encore
ショパン:練習曲 作品10-5 変ト長調「黒鍵」
ラフマニノフ:前奏曲 作品23-6 変ホ長調
リスト:パガニーニによる第練習曲より 第3番「ラ・カンパネラ(鐘)」 

 
 本日のお花 

ギガンジウム
ラークスパー(オーロララヴェンダー)
スターチス(ヴァイオレット)
トルコキキョウ(薄ヴァイオレット)
リューココリネ(ヴァイオレット)

バラ(ヴァイオレット)
スモークツリー(レッド)
ドウダンツツジ
ドラセナ
モンステラ

毎年欠かせなくなっている、「小山実稚恵の世界」シリーズ。
今回も楽しみに足を運びました。

前回はアンコールを聴けなかったので、今日はそのリベンジの気持ちも十分にありました
前回の分も存分に楽しんでこようと…。

このシリーズのコンサートも折り返し地点を迎え…何と第11回にして初めて、ドビュッシーが登場するのですッ

小山さんのドビュッシーは聴いたことがなかったので、このシリーズの存在を知り、曲目を見てからずっと(ということは5年間くらい?)楽しみにしていました。

プログラムを見ていただければ分かる通り、第1部も第2部も曲の順番がばらばらです。
これは小山さんがこだわって配列した曲順。
「各曲の特徴が聞こえてくるよう演奏の順番に工夫を凝らしました」
というコメントもあり。
後半のドビュッシーの前奏曲の順序は、「幻想~現実」だそうな。
小山さん自身、ドビュッシーに対して持っている印象が「霧」。
霧がかかったかのように全容の見えない「幻想の世界」だと感じておられ、霧の中から伝説の妖精たちが現れてその世界に誘ってくれる…という印象をお持ちのようです。
宿命に反し、人間を愛してしまい魂を持ってしまった「水の精」のエピソードも根底にあるようです。

今回のステージのお花は赤みがかった薄紫。
小山さんのドレスは青みがかった薄紫。
どちらも紫色で、ちょうど季節柄、紫陽花の花の色のようにも感じられました。

さてさて。。。

第1部の不思議な演奏配列。
前口上的な扱いをされているドビュッシーの練習曲「5本の指のための」。
煌めく音と卓越したテクニックであっという間に聴衆を魅了。
この曲の後、立ち上がってお辞儀。
それから先はノンストップでした。

ドビュッシーとショパン、一見タイプの違う作曲家の曲が織り交ぜられていたら、違和感があるのでは?と思ったのですが…。
面白いくらい曲と曲との間が自然でした。
小山さんの創意工夫が見えるプログラミングなのがよく分かりました。

ショパンの練習曲Op.10-4は、前の曲の幻想的な雰囲気を一掃するかのような、雷のようなキレ味がありました。
客席からブラボー&拍手が起こったくらいです!
しかも内声に隠れた対旋律を敢えて浮き彫りにしていたのには驚き!
その前の曲が「対比的な響きの」だったからか?と勝手に想像しちゃいましたが…。

同じようなことがそのあとに続き…。
「3度音程のための」のあとに、「革命」というきっぱりとしたハ短調に色が変化するその鮮やかさ、そのあとに来る練習曲Op.10-1の煌めき。

圧倒されました。

パンフレットに書いてあった、小山さん自身の曲解説に、このOp.10-1の曲の素晴らしさと、「大天才ショパン」という最大の敬意を表した言葉が綴られていました。
これ以上の練習曲はないと思ったので、前半のトリにこの曲をもってきたのだそうです。

後半はドビュッシーの前奏曲。
掴みどころのない「霧」から始まり、「亜麻色の髪の乙女」で締める。
小山さんも意図した通り、12曲でひとつの物語が語られてように思います。

小山さんのドビュッシーって想像もつかなかったのですが…。
まるで曲が生きているかのような感じがしました。
色の陰影が複雑につき、絵画を次々に見せてもらっているかのよう。
妖艶な「音と香りは夕暮れの大気に漂う」、荒々しい「西風の見たもの」、壮大な「沈める寺」、音が弾け飛ぶ「花火」、この流れの最後にくる「亜麻色の髪の乙女」は、あどけない少女の純粋な美しさそのものが描かれているかのような柔らかさと繊細さ…。

感動ものでした。

そして…アンコール。

超高速の「黒鍵」で圧倒された後…。
大好きなラフマニノフの前奏曲Op.23-6がくるとは!!
音の艶やかさと美しさ、流れるフレーズに感動して、ボロボロと涙を流してしまいました
そして今年がリストイヤーであることを象徴するかのような「ラ・カンパネラ」。
その気迫に満ちた演奏は、まるで小山さん自身から白い炎がめらめらと立ち上っているかのような印象を受けるもの。
火を噴くリストは多そうですが、その炎を美しく立ちのぼらせることが出来る演奏家はそんなにいないような気がします

来年は1月の公演。
何と何と!!ラフマニノフが来るのだーーーー!!!
今回のアンコールではボロ泣きするほどの素晴らしい演奏…。
それが本編で聴けるのか…
今から鼻の穴がおっ広がるほどのコーフンに満ち溢れておりますッ

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「小山実稚恵の世界」ピアノで綴るロマンの旅
第10回 究極のロマンティシズム
イメージカラー:薄い深緑
濃厚な密度・自分の内側・自然から発せられるもの


宝石箱を開けるとパッと目に飛び込む24の色
静かに強い光を放つダイヤのリング
妖しく輝くルビーが、華やかなデザインのペンダントトップにあしらわれている
そして、まろやかな白銀の大粒の真珠ネックレス
24の宝石にはそれぞれに思い出がギッシリとつまっている

12章からなる小説は、深くかすれた淡い緑色
静かなる強い意志のなか
ときに夢うつつとなり、まどろむ
最後にはファンファーレと共に、勝利の行進がはじまる
身体中からみなぎる勇気
突然、鮮やかな緑色が見えてくる

[シューマン・ショパン生誕200年]
【前奏曲・練習曲シリーズI】
ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 作品45
ショパン:24の前奏曲 作品28

《休憩》

シューマン:交響的練習曲(変奏曲形式の練習曲) 作品13

encore
バッハ:平均律第1巻第4番BWV849 嬰ハ短調 プレリュード
スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調 Op.8-12
ショパン:練習曲Op.10-3「別れの曲」
 
本日のお花
アンスリウム
シャムロット
グラジオラス
デンファレ
バラ

(緑)
フェイジョア
ルスカス
アスパラ ペラ
モンステラ
レモンリーフ
雲龍柳

私にとっては、今年最初で最後の小山さんのこのシリーズです

というのも、前回6月のコンサートは、何と日付を間違えて認識しており、正しい日付が判明したのがコンサートの3日くらい前。
その日はもう前々から予定を入れていたため、チケット買ってあったにもかかわらず、泣く泣く断念

なのでとても楽しみにしていたコンサートです。

今回は、シューマン・ショパン生誕200年を記念して、このお二方の作品から、
「12と24の数に基づいた2つの大曲」
を選んだのだそうです。

今回は、少々遠くの席でしたが、ステージのお花が良く見えました。
みずみずしいグリーンが基調になっています。
小山さんのドレスは、「こんな色のドレス初めて見た!」って思うほど。
樅の木のような、常緑樹の深緑だったからです。
ラメがキラキラとして美しく、その深い緑の色合いは、「濃厚な密度」という今回のコンセプトにぴったり。
※その前にあったレッスンも濃厚な密度だったといえましょう…

さてさて。。。

ショパンの前奏曲作品45。
調性の定まらない、何処か浮遊するかのこの曲…。
弾けはしませんが、思い出深い曲です。
そして、小山さんの演奏はCDやコンサートで何度も聴いていますが、やはり素晴らしいです。
水面をそっと撫でたときに浮かぶ波紋のような、繊細なpp。
霧の中にいるかのような、不思議な感覚にさせられるカデンツ。
何処を取っても美しかったです。
この曲のイメージは、靄の中に沈む林で、まさに小山さんのドレスの色がぴったりでした。

同じくショパン、24の前奏曲。
これまで何度か全曲演奏を聴いていますが…。
小山さんの演奏って印象に残ります。
プログラムの最初で、宝石に擬えていますが、まさにそんな雰囲気がぴったり。
軽やかなものも、しっとりしたものも、激しいものも…。
自由自在に細かく音を使い分け、歌い分けている小山さんは、さすがとしか言いようがありません。
前半は6番とかそのあたりが良かったんですが、私が印象に残ったのは特に後半。
第13番。うっとりと聴き入っていました。道理でいいと思ったら、小山さんの一番のお気に入りだとか。
第15番雨だれ。こういう曲、小山さんの手のものですね。
第17番。なごみますねぇ。
第20番。レッスンでノク13やってきたせいか、ちょっと像が被りました。葬送曲のようだといつも思います。
第24番。これが一番…良かった。というか好き。
ニ短調は、真紅に見える私ですが、まさにぴったりで、最後のD音2つは心に突き刺さりましたね。
宝石に喩えるならまさに、ルビーの王様・ピジョンブラッドでしょう。

前奏曲が終わって、拍手の前に溜息…。

休憩後は、小山さんお得意のシューマンです。
「交響的練習曲」って聴いたことない…っていうか、聴いたとしても胸に響かなかったかどちらかだと思いますが…。
すごい曲だった!!
メンデルスゾーンの「厳バリ」と同じくらいのボリュームがあり、そしてそこにロベルトの心象世界が繰り広げられてる…そんな曲だったんですね~。
シューマンの遊びあり、激情あり、彷徨あり…。
それを小山さんは、巧みに演奏していたんですね~。
特に「遺作変奏曲v」…これがもう至上の美しさで、涙出そうになりました。
で、こんなにすごいボリュームの曲なのに、深い世界へ行かないで、最後はカーニバルみたいな感じで終わるのが、ロベルトのロベルトたる所以だろうか

で…。
今回残念ながら、のっぴきならない事情により、アンコールは聴かずに帰るはめになってしまったのでした。
あとでこのコンサートに来られていたみぽぽさんから曲目を教えていただいたんですが、
まさかここにスクリャービンが来るとは!!
嗚呼…聴きたかった…バッハも、別れの曲も~!!

もちろん来年のチケットはゲット。
今回から、「前奏曲・練習曲シリーズ」と銘打って3回にわたって演奏されるわけですが、第2回は何と!!
ドビュッシーが来るのだ~!!
行かずしてどうする、この私がッ!

…というわけで、来年は何もケチがつかない状態でコンサートに向かいたい、と強く思うのでした。
 
IMG_0202.JPG
急いで帰ったにもかかわらず、
これだけは撮っておきました。
今年も綺麗です、クリスマスツリー

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The Art of Aldo Ciccolini
於:すみだトリフォニーホール

第1夜:リサイタル

<プログラム>
・ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960/シューベルト

・組曲≪展覧会の絵≫/ムソルグスキー

<アンコール>
・愛の挨拶/エルガー
・ソナタ ホ長調K.380(L.23)/スカルラッティ
・火祭りの踊り(バレエ《恋の魔術師》より)/ファリャ

すっかり暖かく、春らしいお天気になった今日…。
チッコリーニ氏のリサイタルへ行ってきました。

チッコリーニ氏の演奏は、これまでショパンのノクターン全集や、ドビュッシー&サティ全集、バッハのインヴェンション&シンフォニアなどを聴き、その丁寧で深みのあるピアノにすっかりはまりこんでおりました

今回のコンサートは、大のチッコリーニファンであるゆっきーさんが確保してくださいました。
大感謝です!!

さて、チッコリーニ氏は、御歳84歳でございます。

一応前評判で、みぽぽさんやゆっきーさんから、
「ステージに出てきたときは、年相応という感じで、『大丈夫なの?』って思うんだけど、ピアノの前に座ると一気に若返るのよ!!
と伺っておりましたが。。。

果たしてその通りでございました

本当にもう出てきたときは、んもういかにも、
「おじいちゃん!!」
って感じなのに、いざピアノの前に座り、演奏を始めると実年齢の半分、いやまたその半分くらい若くなったりするから驚愕です!

シューベルトは最晩年のソナタということで、瞑想的かつ雄大な感じのする渋い曲。。。
でもチッコリーニ氏の手にかかれば、多彩な色づけがなされ、ときにはみずみずしく、ときには深く…といった感じで、ゆったり聴くことが出来ました。
これをプログラムに入れるとはさすがとしか言いようがありません。
とにかく長いし、繰り返しも多いので、下手をすれば冗長になりかねないからです。

≪展覧会の絵≫は、体力勝負の曲なので「大丈夫か?」って正直思ったのですが。。。
そんなのは取り越し苦労、余計なお世話でしかありません!
ダイナミックな音も、細かく駆け回る音型も、ゆったりしたメロディーも…全て自由自在。
目の前に絵画が次々と移り変わる様が見えるようで、愉しかったです。

あと特筆すべきはアンコールでしょうか。

いやぁ、まさかの「愛の挨拶」でした。
自分が弾かないと決めた曲です。。。
イントロ聴いた途端、涙があふれました
チッコリーニ氏の演奏は、もう恋人とか家族とかそんなのを通り越し、んもう「博愛」の境地に至るかのような感じで。。。
ぼろ泣きでしたね。
おかげでどんなにこの曲を好きだったか、再確認しちゃいましたよ。

スカルラッティのソナタも、幸せいっぱいで、音がきらきらしてて、歌い方もやさしくて。。。これまた泣けましたね。
子供のころ好きだった曲だったので。。。

一転して「火祭りの踊り」…これ、すっごくカッコ良かったです。
手がぽんぽん鍵盤の上で跳ねている様子が良かった

決して派手なパフォーマンスはしないし、演奏中もお辞儀の仕方も、入退場も全てシンプルな動きでした。
でも一音一音に魂がこもっていて、人の心に真っ直ぐに届く。。。
そんな印象を受けました。

アンコールが全て終わるまで誰も会場から出ず、最後はもうスタンディングオベーションでしたね。私も立ちました、もちろん。
いつまでも鳴りやまない拍手。。。

本当に素晴らしいコンサートでした。

生誕記念ということで、今旬のシューマンやショパンの曲が1つもないことも、特徴的だったと言えましょう

ご一緒したみぽぽさん、ゆっきーさん、ゆっきーさんの同門のKちゃん(現役音大生)と、帰りに夕飯をとりながら今日の演奏がいかに良かったかなどを語りあい。。。

いい時間を過ごすことが出来ました

また一週間、頑張れそうです

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仲道郁代ピアノ・リサイタル
~オール・ショパン・プログラム~
於:サントリーホール 大ホール

第1部 「ミ♭」がいざなう変幻の世界

ワルツ第2番 変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」
バラード第3番 変イ長調Op.47
練習曲第13番 変イ長調「エオリアンハープ」Op.25-1
スケルツォ第2番 変ロ長調Op.31
マズルカ第13番 イ短調Op.17-4
ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想」Op.61
ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」Op.53

第2部 プレイエルが描く音の細密画
(ショパンが所有使用していたモデルのピアノ・プレイエル社製1839年パリ)

幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66
ワルツ第6番 変ニ長調「小犬」Op.64-1
ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64-2
練習曲第3番 ホ長調「別れの曲」Op.10-3
バラード第1番 ト短調Op.23

第3部 ショパンへの扉を開く

夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)「レント・コン・グラン・エスプレシオーネ」
バラード第4番 ヘ短調Op.52
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58

encore
ワルツ第9番 変イ長調Op.69-1「告別」
愛の挨拶(エルガー)

雪が降ったりして、思わしくない天気が続いた週末は、幸いにも久々の晴れ
外に出ると、日差しの色が変わっているのに気づきました。
まだ寒いけれど、もう春はそこまで来ているんですね

さて、昨日は仲道郁代さんのコンサートに足を運びました。
2月末にして、今年初のコンサート鑑賞となりました。

13:00開演ということで、時間も早いので助かったわ、と思っていたら…。

…プログラムをご覧になって分かるとおり、ものすごい曲数です

ホールの受付でプログラムをもらって、びっくり仰天でした。
何なんだこの曲数は
どんだけタフなんだ、仲道さんって

ではレポ行ってみようと思います

第1部 「「ミ♭」がいざなう変幻の世界」
プログラムを見て分かるとおり、スケ2とマズルカを除いたらみんな変イ長調で構成されています。
ミ♭は、変イ長調の属音にあたります。
このあたりに、仲道さんのこだわり&意味づけを感じますね。
仲道さんのドレスはアイスブルーだったので、ちょうどミ♭と色が一致するので視覚的にも嬉しかったです。
もうこの第1部だけで、一つのコンサート出来るくらいの内容の濃さでした。
最後の「英雄」はテンポかなりぶっ飛ばしてましたが、3拍子を感じることが出来、「さすがはプロの演奏だわ!」(当たり前か)と惚れ惚れしてしまいました
どの曲も優美で良かったのですが、個人的には、一つだけ色の違うマズルカが気になりました。
そこだけ、ぽっと灯りがともったような…そんな印象でした。

第2部 プレイエルが描く音の細密画
何と!!今回のコンサートの目玉は、プレイエルを実際にホールに運び込んで演奏しちゃうということだったんですねぇ~
しかも1839年に作られた、ショパンが所有使用していたモデルのピアノということで、歴史のあるものなんですねぇ~。
そのことに先ずびっくりです。
そういやステージのひな壇の裏で、一生懸命調律してましたっけ。
休憩中は、大人数でスタインウェイとプレイエルを入れ替えてました。スタッフさん大変です
私も休憩中に近う寄って見てきましたが、曲線美を感じる、素敵なピアノですね~
適度な湿度のいるピアノということで、照明を落とした中での演奏になりました。
それがまたムード満点
本来ならサロンで弾くためのピアノ。音はやっぱり小さめでしたが、よく響いてました。
音質は、スタインウェイがクリスタルの響きなら、プレイエルは真珠の艶と光沢を思わせる響き…。
どこか優しく、温かい。
この感覚何かに似ている、と思ったら、チェンバロの音にちょっと似てるんですねぇ(って思ったのは私だけかも)。
ピッチがモダンピアノと違うので、各曲が、普段聴き慣れたものと全然違う雰囲気で聴こえました。
でもこれが、ショパンの時代では普通の音…その音に触れられたことが、とても嬉しかったです。

第3部 ショパンへの扉を開く
最後は3曲でしたが、ご覧の通り深い曲が並んでおります。
ソナタ3番、良かった~!!泣けましたね。

アンコール
今日はオールショパンだから、最後までショパンなのだろうと思っていたんですが…。
やっぱり来ました、「愛の挨拶」
仲道さんコンサートでは定番中の定番。
仲道さんは、サントリーホールの公演はこれで3回目。
「次に続いていきますように…と、願いを込めて弾きます」
といって、この曲を弾きました。
やばい…つい涙腺が…ウルッと

さて…サントリーホールは、実にショパン一色に染められていました。

何と小ホール「ブルーローズ」も借り切って、「わたしとショパン」という展示会が催されてまして
仲道さんにとってのショパンの歴史がパネルと楽譜の展示で分かるようになっているというものでした。
小学校の頃、初めて弾いた変奏曲の楽譜があったりして、興味津々でした。

というわけで、右を見てもショパン、左を見てもショパン
ショパンショパンショパン…
んもう「サントリーホールの隅から隅までショパンが充満してる状態」だったんですねぇ~!!

頭のてっぺんからつま先のぎりぎりまで、ショパン色に染められて帰宅。

今年初のコンサートとしては、出だし快調
力と勇気をもらえて、充電されましたね

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「小山実稚恵の世界」ピアノで綴るロマンの旅
第8回 変奏の夢
イメージカラー:明るい水色:透明感のあるファンタジー


主題が始まると
主人公は訥々と語り始める
誠実に、ひとつひとつ言葉を選びながら
語り始める

おもむろに声を変え
姿を変えながら
ひとつひとつ扉を開けてゆく

扉の先は
果て無き変奏の世界

語りは、いつまで続くのだろう


シューマン:アベッグ変奏曲 ヘ長調 作品1
モーツァルト:ソナタ 第11番(トルコ行進曲つき)イ長調 K.331
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 ニ短調 作品54

《休憩》

ベートーヴェン:ソナタ 第12番 変イ長調 作品26「葬送」
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 二短調 作品42

encore
ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32-5
ショパン:ワルツ第8番 変イ長調 Op.64-3
      ワルツ第2番 変イ長調 Op.34-1「華麗なる円舞曲」
 
本日のお花
アバランチェ(バラ)
※白いバラを青に染めています
デルフィニューム
・オーロラブルー(濃い青)
・スプレープラチナブルー(薄い青)
・水のワルツ(少し紫がかった青)

(緑)
グニユーカリ
レモンリーフ
(木)
ドラゴン柳
ハラン


すみません、今日もすんごい長文になりそうですが。。。

昨日の濃厚レッスンに引き続き、本日は待ちに待った「小山実稚恵の世界」
何気にプチ音楽三昧の状態です。

本日のプログラムは、ご覧の通り変奏曲ばかりを集めたものとなっています。
「変奏曲は、作曲家達のアイディアとファンタジーの結晶」
そうコメントしている小山さん。
今日はどんな世界を披露してくださるのでしょうか。。。

ステージのお花は、私の位置からは青く染めたバラしか見えず、もっとしっかり見てくれば良かった。。。と後悔しきりです。
小山さんの本日のドレスは、濃い目のスカイブルーに、黒に近い濃いグレーでところどころ模様の入ったもので、それが私には、青空に浮かぶ雲の陰影に見えました。
果てしない青空もイメージされている今回のステージにぴったりでした。

さてさて。。。

シューマン。
アベッグ変奏曲は、姉弟子Mさんのレパでもあり、時々耳にする機会もありましたが、耳の肥えた今はより美しく胸に届くのでした。
シューマンの若いころの作品だけあって、曲の瑞々しさが伝わってきます。
小山さんは各変奏を、非常に生き生きと楽しそうに弾いておられました。
プログラムの解説にも、テーマにABEGGの音名が使われていることを、「謝肉祭」のASCHと絡めてしてあったり、いたずら好きのシューマンの気質を指摘しています。
そういえば、そんな気質のことを一番最初に知ったのも、小山さんがきっかけだったっけ。。。
小山さんの弾くシューマン、好きです

モーツァルト。
有名なバリエーションです。
そういえば、と思ったのが、この作品がソナタと称しておきながら、ソナタ形式がどの楽章にも使われていないということ。
やはり解説に指摘があって、「そういえばそうだなぁ~」って感心したんです(気づけよ自分で。。。)
第1楽章、ワンフレーズごとに緩やかに歌い、ステージのテーマ通り空に向かって自由に羽ばたくような弾き方をしておられました。
第2楽章、豊かな音で、まるでメロディーが対話しているかのような表現をされていました。もともと好きな楽章でしたが、より一層好きに
第3楽章、トルコ行進曲。テーマは何と囁くような音で始まります。徐々に盛り上がっていき。。。
でも長調に転調するところでは、あまり音量が上がりません。
「ドレドシラシラソファラソファ…」の部分も、音量を下げたいところですが小山さんは下げず朗々と歌わせていました。
フィナーレで一番盛り上がりが来るように音量の設定をしていたように思います。
小山さんの手にかかるとこうなるのか~
お見事!

メンデルスゾーン。
「厳バリ」。。。とんでもない曲です。
メンデルスゾーンにしては熱い深い濃い曲。
厳かな宗教的な主題が展開していくんですが、これがまたすごくて。。。
小山さんの鬼気迫る演奏に開場はすっかり圧倒!
曲の終盤に、Aのトレモロがあるんですが、その部分でもうぞわぁぁぁっと鳥肌最高潮!!
音の渦に、音の叫びに気づいたら飲まれていて。。。
曲が終わっても、拍手するまでに時間がかかりました。
しかも、私の周囲に座っている人たちもみな同じような状態になっており、拍手するまでにディレイが。。。
私の隣の人、私と一緒のタイミングでため息ついてるし(みぽぽさんか?)。
私の胸、すっかり射抜かれましたね。いつか弾いてみたい曲に列挙~!!

前半でもう魂を抜かれてしまい、後半にベトソナとラフマが控えてるなんて、今回のステージどうなっちゃうの?って感じでした。
休憩中は、景気づけに、ラウンジで豪勢にシャンパンオレンジ~堪能

ベートーヴェン。
大好きな大好きなだ~い好きなベトソナ12番!
ケンプの全集結局全部聴いたんだけど、好きになった曲がいくつかあり、この曲はそのうちの一つ。
私にとっては、この曲がまさに水色に見える曲。
小山さんは、第1楽章の変奏を空に浮かぶ雲になぞらえています。
しみじみと聴かせる演奏。。。うっとりでした。
この曲も。。。深いよなぁ。。。
シャンパンがいい感じに回って、夢の中にいるようでした。

ラフマニノフ。
これがね~もうすごくて。
小山さんの解説も深く、額を打ち抜かれる勢いだったのでここに書きたいのですが、そうするとこの日記が超絶ロングロング日記になってしまうので泣く泣く割愛
小山さんの演奏もかなり気合が入り、ものすごい集中力と気迫で曲をぐいぐいと引っ張っていきます。
不安、怯え、焦燥感。
遠隔調の変ニ長調が急に出てくるのですが、ここのコントラストは素晴らしく、深い安堵感をもたらします。。。
でもすぐに不安と焦燥の様相に。
小山さんお得意の多彩な音使いで展開していき。。。
曲の終りの音、まるでレクイエムに出てくる「Mors(死)」という言葉がぱっと浮かぶような、荒涼たる音でした。。。
人の魂が無に帰するかのような、ふっと消えてなくなってしまうかのような音。
音と言葉が共感覚を起こしていました。

そんな感じで緊迫した雰囲気で終わったので、アンコールで前奏曲Op.32-5のト長調にはみなほーっと安堵のため息
あれっこの展開、前にもあったぞ?
そうそう、彩の国さいたまのリサイタルで、スクリャービンの「黒ミサ」の後に来た曲がこれ!
あのときも同じように、みなこのト長調に安らぎを感じたんだったよね。
あとはショパンのワルツ。両方とも変イ長調で、私にとっては両方とも水色に見える曲
小山さんの美しい笑顔を見つめながら、胸がいっぱいになり、
「今後もずっと追いかけていきたいピアニストだ」
って思いました。

来年からはコンサートに行く回数を減らそうと思っていますが、小山さんのこのシリーズだけは絶対にはずせません!
もう来年の「感動のソナタ」のチケットは確保!
楽しみだわ~
 
091114_1703~01.JPG
開場の前にクリスマスツリー
アンコール曲を前に置くあたり、ニクイ演出ね

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ご訪問ありがとうございます


こんにちは、キアラと申します。
家事に育児に大忙しの毎日ですが、合間を縫ってピアノライフも楽しんでいます♪ どうぞよろしくお願いいたします。


♪~練習中の曲~♪
※通年※
★バッハ
インヴェンション
※2011年発表予定曲※
<新曲>
☆シマノフスキ
変奏曲Op.3
☆Oriental Wind
久石譲
<リベンジ>
☆リスト
愛の夢第3番
☆ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第8番Op.13「悲愴」全楽章
☆吉松隆
ピアノ・フォリオ…消えたプレイアードによせて
<続投>
☆ショパン
ポロネーズ第6番Op.53「英雄」
ノクターン第13番Op.48-1
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