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11月・12月は週末多忙のため(おもに教習所)、今月は平日レッスンとなりました。

今日のレッスンには同行者がいました。
大学時代からの付き合いの後輩Kくんです。
彼のところも子供が生まれたばかりで、なかなか演奏会にも誘いづらいため、思い切ってレッスン見学に来てもらいました。
先生も快く見学を許可してくださり、ありがたかったです。

さてさて。。。
今日も素晴らしく濃い内容のレッスンでした!!

バッハ/インヴェンション6番
※今日は、左手中心のレッスンとなった。
指は立てる。
32分音符で動く経過句は、前傾姿勢にならず手首を上げること。そうしないと弾きづらい。
そして、16分音符になっている3音目を弾くエネルギーを、次の音を弾くエネルギーとして使う。
3つの音の塊が独立しているのではなく、ワンフレーズとしてとらえる。右左共通。
同じく経過句…3音目が強拍に来ていることに注目。1音目は裏拍なので、こちらにアクセントを持って来ないで3音目につけるとリズムが取りやすい。
シンコペーションや経過句の「間」をもっと楽しめる余裕を持つ。そんなにテンポは速くない。
ところどころ体が固まるので注意。弾きづらいところはそれが原因に。

このインヴェンションは難しいと先生は仰いました。
やっぱりね。。。
タッチは良くなってきたとおほめの言葉をいただきましたが。。。
今日はちょうど生理のピークで、体調があまり良くない状態だったので、体が固まりやすく、たくさんたくさん注意を受けました。
特に左手の経過句の弾き方に問題があったため、今日教わったことを定着させるために、次の曲を選ぶ前にもう一度レッスンしていただくことにしました。

ドビュッシー/プレリュード(「ベルガマスク組曲」より)
テンポ通りきっちり弾く。→ベースがしっかり出来て、初めていろいろな表現につながる!
2小節目、右手手首下げない。
16分音符で動くところは、メロディーを口ずさめばきちんと弾けるし、聴き手にも伝わる。走らないこと。
20~43小節、夜の風景。特に43小節目は、夜の闇が深い様子をイメージ。
44~47小節、夜明けの予感。やがてくる朝の風景を遠くで見つめる感じ。なので、速くもしないし、音量もいきなり上げない。左手オクターブは平行移動させる。静かな感じ。動きがほとんどないように聴かせたいところ。
48~51小節、少し明るく。もうすぐ夜が明ける。。。
52~55小節、鳥が鳴き始める。左手のテノールに鳥の鳴き声のようなオクターブの跳躍がある。ここはバス(鐘の音)とソプラノ・アルトと、音質の違いを出すため弾き分けること。
56~59小節、空が明るくなってくる。ppだけど、明るい感じで。左手のスタッカートは美しく。
60小節は、いきなり音量を上げてしまうと、徐々に昇る太陽をイメージできない。徐々に夜明けに向かってクレッシェンド。

ドビュッシー/月の光(「ベルガマスク組曲」より)
おおむねよい。16分音符は、右手が受け継ぐ個所で崩れるので、きちんとテンポ通り練習すること。
51~58小節、間を楽しむ。

今回、人前で暗譜するのは最初で最後。
後は本番まで機会がありません。
しかも、ちょっと後輩にカッコいいところ見せちゃお~!という下心が働いたせいで、両方とも演奏が崩れに崩れてしまいました
「月の光」なんて、コーダの和音進行間違えたしね。

ちょうど、「プレリュード」が崩壊して困っていたので、今日はこの曲が中心になりました。
そしてご覧のとおり、イメージについてのアドバイスを受けたのです。

もう目からうろこがジャンジャンバラバラ落ちました

「何でもいいのでイメージを持っておくと、曲がそのように流れていきます。ただ弾いていただけでは、感動があまりない状態になってしまいますよ」
というような、ちょっと手厳しいことも言われました。
先生のおっしゃったイメージは一例である、ということですが、かなりしっくりくるイメージでした。
私はただこの部分を、
「遠くで解決の予感がするから、そのように引っ張る」
としか思っていなかったので、この部分は骨組みだけの状態だったんですよね。
だけどイメージをすることで生き生きと肉づけされ、空へ飛び立っていくような気がします。

演奏する時は、テクニックのことで頭がいっぱいになってた。。。
イメージが大事だということは承知していても、演奏には生かされてていなかったことがよくわかりました。

レッスン後はKくんと、昔発表会をやっていたカフェでランチを取りました。
学生指揮者をしていたKくんは、昔からクラシック音楽に精通しており、学生時代は彼の言葉をきちんと理解できなかったこともあった私ですが、いろいろと音楽の勉強をしている今、ようやく彼と対等に話ができるように思います。

で、Kくんから頂き物があったのですが、何と!!
ちょっと驚愕の内容だったんですね~。

「ショパン紀行 あの日ショパンが見た風景」/堀内みさ・文、堀内昭彦・写真(東京書籍)
ラファウ・ブレハッチ/ショパン・プレリュード集(CD)
「62のソネット+32」/谷川俊太郎(集英社)

ショパン所縁の地を撮影した写真と紀行文の書籍、これは読むとショパン観が変わるという話でした。
こういうの、今一番読みたいと思っていたんだよね。
ブレハッチのCDには本当にびっくりしました。
ブレハッチに注目してるなんて、私は今まで伝えたことがなかったのに。。。
しかもプレリュード(遺作もあり)、あとノクターン17・18番。
ブレハッチなら、さぞかし聴かせるいい演奏なのに違いないと思います。
※というか今聴いてますが、素晴らしい!!ノクターンはKくんのお墨付きです。
谷川俊太郎も大好きなので、嬉しかったです。

こういう情報を何も伝えていないのに、タイムリーに贈ってくれるなんて。。。
さては電波キャッチしちゃったの?と思ったくらいです。
Kくんには大感謝です。

渾身のレッスンでへとへとになったけど、胸一杯、感動いっぱいのよい1日となりました

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091012_0956~01.JPG
きんもくせいの匂いがする
甘くて歯が痛くなりそう

(『放課後の音符』山田詠美/著 より)
金木犀の香りがすると、山田詠美の小説のこのフレーズを思い出します。
また、この花が咲く時期は、夏の暑さが沈静され、空気がすーっと心地よく冷えてくるので、
「ああ、円い季節が来たなぁ」
って何となく思うのです。

先生のご自宅に向かおうとして、坂道の途中を曲がると急に甘い香りが広がりました。
見るとたくさんの金木犀の木。
いい季節になったなぁ。

さてさて。
今日のレッスン内容は以下の通りです。

バッハ/インヴェンション13番
勢いでバタバタ指を動かすのではなく、もっと指先に神経を集中し、「点」で音を感じるようにする。
「どの指で」「どの音を弾いているのか」をはっきり意識する。
勢いで行ってしまうと、音の粒がそろわない、リズムが狂うなどの原因に!
カーン!という、いわゆる「当たる」ような音を出さず、滑らかに歌えるようにつなげる。特に左手。

バッハ/インヴェンション1番(おさらい)
たとえば主動機「ドレミファレミドソ」のうち、「ドレミ」は比較的弾きやすいが、「ファレミド」のようなぎざぎざした音型は弾きづらい。弾き方に工夫が必要である。
特に後半、両手でこういう音型を弾く個所などは特に注意。
意識して、滑らかに弾くようにする。

ドビュッシー/月の光(「ベルガマスク組曲」より)
※強弱が覚えにくい、という話をしたので、強弱中心の話になった。
強弱を、ただ音量の問題ととらえず、前後の流れを踏まえ、「表情づけ」ととらえる方がよい。
普段の練習から、強弱はセットで練習に取り入れる。というより、練習時から曲の流れで表情をつけていくようにする。自然にできるようにしておくとなおよい。
una cordaは(安川版の場合)、この曲については少々多いかという先生の見解。
最初はぼんやりしたところから始めたいので踏むのはありだが、5小節以降少々曲が揺れ始めるので、そのあたりで離したほうが表情をつけやすい。(踏みっぱなしだと、却って表情をつけにくく、音もアンバランスになりやすい)
9小節~、音が多くなってくるので自然に音量が上がる。13~14小節で盛り上げ(クレッシェンド・デクレシェンドがついている)、14小節の最後bは、小さくし過ぎると次のppが生きない。
15小節esは、響かせたいが音量に注意。大きくなり過ぎないようにする。前のbとの比較で、ppを表現することもできる。
次の和音(ソプラノがf)は聴かせるために少し立ち止まり、次の和音(ソプラノes)で少し小さく始めると効果的。
19小節~ ここからtre corde。3段階で盛り上げていく。
25小節、アルペジオのところで停滞しない。やりたくなることが多いが、敢えて盛り上げた勢いを落とさない。7拍目のV7でやっと落ち着く感じ。
27小節~、左手、手を固めず音の推移に合わせて手首・指を移動させ、右手へと受け継ぐ。綺麗なアルペジオを作る。
En animant~、盛り上げて43小節からのppを引き立てる。
45~46小節、右手が急ぎ過ぎ。左手と合わない原因に!

ドビュッシー/プレリュード(「ベルガマスク組曲」より)
16分音符を丁寧に。

前回のレッスンでやる気満々の姿勢を見せたせいか、今日は何だかこってり&みっちりした細かいレッスンだったような気が
そして先生も容赦なく指摘されるようになったと思います。

本当はドビュッシー2曲とも暗譜してくる予定だったんだけど、超低空飛行気味な練習を続けていたせいか間に合わず
うろ覚えでやる気には到底なれなかったので、視奏しました。

強弱の話ですが、「月の光」についていえば、安川版だと明記させているなかで一番大きいものがp、小さいものがppで、p以上の音量は書かれていません。
なので、一口にp=小さな音、という認識ではなく、この曲では「割と大きい音」ということになります。
そのほかにも、peu a peu cresc. et animeとか、En animantの個所に書かれたpiu cresc.など、盛り上がる個所ではもっと大きく出して表現できたりします。
曲の前後や流れを考えて、盛り上げるところはちゃんと盛り上げてあげれば、ppなどが引き立ち、落ち着いたり静かになる表現が自然にできるそうです。
強弱は相対的に考えるといい、というアドバイスでした。

この考えは「亡き王女のためのパヴァーヌ」でも断片的に教わり、更には金子さんも著書の中で挙げておられました。
曲をきちんとメリハリつけて聴かせるには、もっと楽譜を読みこんで曲の流れを把握することが大切なのだ、と改めて実感。

非常に細かいアドバイスで、結構厳しいレッスンではありましたが、曲の表情が今までより付いたような気がします。
出来ればサイレントオンリーじゃなくて、もう少し音出し練習で耳を養いたいなぁ、と思いましたが。。。
今はそうそう頻繁に出来る環境にないので、練習会やレッスンが非常に貴重な機会です。

今日は曲作り中心にやっていったわけですが、その作業は非常に面白く、今後も楽しくやっていけそうだと思いました。

仮免も取れたわけだし、やっと音楽の勉強に打ち込めそう!

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前回のレッスンが8月2日。
それから今日まで、1ヶ月以上も空いてしまいました。
普段なら、こんなに空いたら禁断症状が出て、イライラしてたはずなんだけど、今回はこのインターバルは却って好都合だった!!

というのも、この期間に金子さんの本を読了し、音楽の理論を勉強することへの重要さを知り、拙いながらも独学を始めた。。。
そしていろいろ試行錯誤する中で、バッハをもう一度学習しなおすことを決意した。

なので、前回のレッスンのときと、今回とでは曲へのアプローチが違っています。

それがどれだけ先生に伝わるか、今後やりたいことや、見ていただきたいことをどれだけ伝えられるか、そしてその結果何が得られるか、非常に楽しみでした。
レッスンまで指折り数えて待っていて。。。

とうとうその日が来た!!(どどーん!!)

というわけで、鼻息も荒く先生のご自宅へと向かったのでした

そして、先生に、
「今後、発表目的ではなく、音楽を学習するという目的で、この教材を使いたいと思います!!
と、掲げて見せたバッハの楽譜。

先生はそれを見るなり、
「インヴェンションですね?」
と、さも当然のように仰いました。

えっ、何でインヴェンションからだって分かるんですか?
だって、私の楽譜、「インヴェンションとシンフォニア」(全音)って書いてありますよ?
新しい全音の楽譜は、インヴェンションとシンフォニアは別になってるようですが、私のは古いので一緒に載っているのです~

先生曰く、

バッハを弾く際には、右手と左手とはまるで別の人であるかのように…あたかも二重人格のように弾く必要がある。
声部が増えていくのは指先の作業になるので、基本的に上記のことが出来れば弾ける。
逆を言えば、これが出来ない限り何声であっても弾くことは無理
(って言い切ったからね、先生)。
この方法を身につけるためには、2声で書かれたシンプルなインヴェンションは弾きながらしっかり確認ができるので、最適の教材である
インヴェンションを一通り学習し、次にシンフォニアへ進むといった場合でも、もう一度インヴェンションを学習しなおすことは非常に重要。

ということだそうで、先生もインヴェンションは出来ればやりなおしたい、と思っていらっしゃるとのこと。
なので、私が平均律・シンフォニアへ進まず、敢えてインヴェンションを学びなおそうとしたのは、もう正解も正解、大正解だそうで

私がバッハを持ってきて、学習したい理由を話した時、先生がとても嬉しそうな表情をしたのが印象的でした。
心なしか笑顔が輝いていたような

レッスンも、とても楽しそうにされていました。

というわけで今日のメニュー。

バッハ/インヴェンション1番 ハ長調
右と左が別の人のように弾くには、まず肩から楽に解放してあげることが必須。
音の出し方はおおむねいいが、右と左が同時に16分音符を弾いている時や、次に不安な音が出てくるときに体が固くなり、首が前にでてしまう癖があるので、なるべく体は固めないように意識する。
体は、右・左を司る中央の「司令塔」。なので手と一緒に前に出ない。首も前に出ないように注意。
特に左手、指の一本一本をはっきり動かし、歩いているかのように弾くよう心掛ける。

先生から見れば、どの箇所が不安に思っているかが体の反応ですぐ分かるんだって
ぎゃー、ばればれだわ!!
特にバッハを弾いてる時は、ごまかしが効かない曲なだけに、おかしいと自分でも分かる時があります

ドビュッシー/ベルガマスク組曲より「プレリュード」
バッハの弾き方が応用できる個所があるが、それを反映出来ていない。2・8・67・73小節(2以外はすべて同じ音型)が崩れているので、指を一本一本はっきり動かしながら、それでいて滑らかな動きを作る。
26~29小節、心の中できちんと「レミファラレ~ミ、ラドレソラ~ソラド…」と右手を歌いながら弾く。流れやすいので、音を認識しながら。
響きを残したいバス音があって、それを押さえたままでは難しい個所は、バス音をしっかり響かせて弾いて、ペダルをうまく使うと綺麗に弾ける。

ドビュッシー/ベルガマスク組曲より「月の光」
※中間部のみ見ていただいた。
バッハでの弾き方が応用できる。
かなり流れているのでゆっくりさらいなおすこと。
特にEn animantの個所は、右と左で音を均等に入れるようにする。

今回、ドビュッシーの2曲で言われたことは、「意識改革」ということでした。
つまり、バッハでやった「指を一本一本はっきり動かしながら、それでいて滑らかな動きを作る」という弾き方は、もう実はちゃんと出来ているのだけど、別の曲に応用出来ていないのは、「自分は弾けていない」という昔からの意識があるからで、もっと自分を信頼して弾くようにしたほうがよい、ということでした。

そして、練習の一過程として暫定的に教わってやった練習法は、出来るようになったら変えていかないといけない、という話でした。
たとえば、長いフレーズを認識するために指を替える個所で区切って弾くような練習法があったとして、それは認識が終わったらやらなくなるのと同じようなこと。
心が、古い知識のまま止まっており、そこからさまざまな曲を弾く中でいろいろできるようになっていても、弾けない意識だけが残る。。。
それを払しょくするための道だそうです。

先生は、これまでよしとしてきたことも、今後はどんどん注意していくとのこと。

んもう、それウェルカムですよ~!!!
それは自分がまた進化して、新しい道を歩もうとしている証拠なのですから!!

ピアノの過渡期に、バッハを選んで本当に良かった。
新しい道を導いてくれたから。

今後のレッスンが楽しみだわ~!!

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レッスンの日が近づくにつれ、私は迷いました。。。

今度のレッスンは、「英雄」一本に絞りたいが、どういう風に見てもらったらよいだろうか。。。
この1週間、見事に練習の機会を逸し続け、練習不足のままだったので、ものすごく不安でした
一応、全部さらったので、通しで見ていただきたい気持ちはあったのだけど、要所要所でかなり不安が残りました。
指が慣れていない部分がたくさんあったので。。。

で、考えた挙句、
「2回目に出てくる華やかなテーマは、何度も繰り返されているので、最初の部分だけ見ていただいて後に出てくるものは省略しよう
ということにしました。これなら、限られた時間内で、ざっと見ていただくことは可能です。

というわけで、本日のレッスンは以下のとおりとなりました。

英雄ポロネーズ/ショパン
1~10小節 指はすべて立て目。手首を少しでも下げると弾きにくくなる。和音の半音階は特に注意。
11~16小節 右手、手首しなやかに回す。左手も15小節目からは同じ。右は特に第1音の和音の部分は指の角度に注意。
49~50、53~54小節 拍の頭の音(和音になってる)はテヌート気味にすると弾きやすい。
52小節 オクターブからスケール。開いた手をすぼめるようにして、テクニックの切り替えをする。
64小節 左の和音でクレッシェンドを作れるので、右は音を大きくしなくてよい。テーマに入る時に一息入れる。
138小節の2拍目、134小節目とは音が違うのでだまされないように。
143~150小節 すべてCにアクセントが付いているが、先生の推測によれば、これは現在のパートが終わりに近づいているという合図、鐘の音のようである、ということだそうな。アクセントだからといってやみくもに強く出そうとすると音楽的におかしくなるので、スパイス的にちょっとつける程度。
171、173小節 1拍目と2拍目のテクニックを切り替える。
174小節 2拍目は軽めに弾く。
ショパンのアクセントやスタッカートは、テヌートだと思ってよい。ただ闇雲に「強調する」「跳ねるように演奏する」と思わないように。作曲家や時代によって取り扱いが違うので注意。

で、今日のレッスンで一番言われたのがやっぱり姿勢。
どうもあまり弾けていないという不安から、背中が丸まって肩甲骨のあたりが強張っていたらしいので、骨盤を起こして臍下丹田をもっと意識するように言われました。
体の奥にある腹筋を使って弾くようなイメージだそうです。
先生に助けてもらって、ちょっと意識して体の位置を変えるだけで、肩甲骨の力が抜け、腕が自由に動くようになります
しかし、これを家に帰って同じことができるかというとそれがまた不安で
先生は、「一度感覚をつかめばあとは早いですよ」って仰ってくださいましたが、大丈夫かしら。。。

今はまだ、これから弾き込んでいこうとする過程にあるので、これまで使っていたいろいろなテクニックが応用でき、ある程度まではカバーできるということでした。
その「ある程度」というのが気になるところで、ある程度以上のことを求めた場合どんなレッスンになるんだろう?とちょっとわくわくしてしまいます

先日購入した金子氏の書籍がかなり興味深く、面白いので、すっかり引き込まれてしまい、片道2時間半という長時間の移動を利用してがつがつ読んでおりました
ところどころ頭を働かせないと読めないために、糖分を投与しながら読んでました
しかし、和声の記号などはちんぷんかんぷんでしたが…
なので、今日のレッスンは音楽知識を求める心でいっぱいに
心なしか、レッスンが数倍面白く感じられました。

帰りには、家の近所の楽器店にて、本に記載されていた和声の参考書、「和声と楽式のアナリーゼ」(島岡譲著/音楽之友社)という本を買って帰りました(また散財…)。

教習所の学科のおさらいもそっちのけで、しばらくは音楽の勉強をしていそうです(いいんだろうか)。

因みに、先日の7月31日で、先生と運命的な出会いを果たしてから5年目を迎えました。
紆余曲折はありましたが、通い始めのころには予想もしなかった曲を手掛けることになったり、音楽への意識が変わったりなどいい変化がいろいろあったと思います。
先生に今日、その話をしたら、

「ずいぶん良くなられましたよね。特にこの1年はかなり変わられたと思います」

この1年。
これを評価していただいたことは、私にとってとても嬉しいことでした。
腱鞘炎になったり、思うように練習できなくて悩んだりした時期からスタートし、それを乗り越えてステージ復帰を果たすまでの期間だったからです。
自分の生活ぶりを考えると、決して自由に時間が取れるわけではありませんが、逆にそのおかげで、ピアノに向かう時の集中力が増したように思っています。

これから10周年に向けて、どんな変化があるんだろう?
さらに飛躍するかな?

それは、これからのピアノ、そして音楽の向き合い方にかかってくるように思います。

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何と午前中レッスンへ行ってきました

今日は親知らず撤去の日で、これから当分まともな生活は送れないという予測(←大げさ)から、レッスンを今日にしてしまったのです。
今月レッスンを入れるというのは、かなり無理があったのですが、それ以上に自分のピアノの方が停滞しそうだったので、心の救済を優先させて行ってきました。

さてさて。
本日のレッスン内容は以下の通りです。

月の光/ドビュッシー
冒頭~14小節目、小節と小節のつなぎ目がタイで結ばれている。
これは守って、音をちゃんと残した方がよい。
ドビュッシーはこのあたりにこだわりをもってこの曲を書いたのではないかというのが先生の見解。
左手の移り変わった音と、右手の残った音で、実は美しい和音の響きが作られる。
このあたりがロマン派と違うところでもある。
これを守ろうとすると、自然と楽譜に書いてある通りの運指の方がやりやすくなってくる。
音を押さえたまま、どちらかの音を変えたり、ペダルを離したりすることは実は難しく、慣れが必要。
上記のことを守ることで、光の色の微妙な変化を表現できる。
冒頭は静の世界。止まった感じを表現する。
5小節目~8小節目ですこし緩やかな動きがある。そしてまた止まった感じ。
こうすることにより、光に加えて風の動きも表現できる。
中間部。左手のアルペジオ(29小節目とか)は、1の指が出てくる前後は、重みを乗せるため手首を少し上げる感じ。右は、手首をよく使ってメロディーを出す。
En  animant(37小節目~)、左手「ドミソシ」のシをしっかり弾くようにする。
全体の空気感を大事に。

英雄ポロネーズ/ショパン
左手インベーダー部分奏法について。
全部律儀に弾こうとすると絶対に疲れるため、「ミレドシ」の弾き方を以下のようにする。
ミ…軽くつかむ感じにする。しっかり、でも力は入れないで。
レ・ド…ミを弾いた機動力を使って、「触れて」いく。ついでに弾いた、という感じで。
シ…次のミに向かって機動力を持たせる。
「ミレドシ」という配分ではなく、「ミレドシミ」のつもりで弾くこと。
ゆっくり弾いてとにかく慣れる。
※先生がこの部分お手本を見せてくれたんですが、あの華奢な先生からパリッとかっこいい「英雄ポロネーズ」を聴くことができました。素晴らしい!!そういえばコンサートのレパでしたね。

内容をご覧になって分かるとおり、表現や解釈にまで突っ込んだ深いレッスンになったわけですよ。
これはもう、想像以上のクオリティの高さであり、こんなレッスンを受けられてかなり幸せというか、充足感を覚えましたね。

これだよ、これ!
こういうレッスンを私は待っていたのだ~!!!

今日はお仕事をお休みして行きました。
私の勤務形態は、お休みするとお給料はその分もらえないんですね(有給は使い果たしました)。
綺麗ごとに聞こえるかも知れませんが、この充足感、お金には換えられませんね。
普段なら休む時、お金のことも考えてしまうのですが、今回はそれに勝る価値があったと思っています。

「月の光」に至っては、全体を通して曲の流れをつかむところまで進み、想像以上に前に進めたように思っています。
「英雄」は、希望が見えてきました

収穫も収穫、大収穫です。
心の底から行ってよかったと思っています。

さて。。。
これから親知らずを抜きに行ってきます。
もうどうにでもなれという感じです。
今日のレッスンが良かったので、それだけで十分です。

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ご訪問ありがとうございます


こんにちは、キアラと申します。
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