アクセス拒否 夜のパヴァーヌ ♪pavane de la nuit♪ 「指先から感じるドビュッシー」 忍者ブログ
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やっと読了しました~
相変わらず読むのが遅い私です

金子さんの「ベルガマスク組曲」のプレリュードの演奏を聴いて以来、
「もっと音を磨きたい!」
「曲のことや、ドビュッシーのことも知りたい!」
と思うようになり、購入した1冊がこれです。

青柳いづみこさんは、「レッスンの友」定期購読時代に、何度かお名前を拝見したことがある程度で、実際に書籍を読んだことはありませんでしたが、この本を読んでみて、何というか非常に親しみやすい、きさくな文章を書かれる方だという印象を受けました。
そしてまるでドビュッシーとお友達だったかのような雰囲気が致します
あとドビュッシーの好んだ絵画が口絵になっており、嬉しいものがありました。

もちろん、作品のエピソードや奏法、タッチの使い分けやペダリングなど、非常に分かりやすく、イメージとしてとらえやすい表現で書かれており、なかなか興味深い内容になっています。
ヘンレ版と安川版の指使いを比較し、旋律重視か響き重視かを解釈する項目は面白いものがありました

私が驚いているのは、ドビュッシーと19世紀末文化の密接な関係について書かれていたことです。
よく考えてみれば、ドビュッシーってちょうど19世紀末に作品書いて出してるんですよね。
それに、ヴェルレーヌなどの世紀末に活躍した詩人たちと交流もあったし、彼らの詩で歌曲作ってるし、なるほどなぁ、という感じです。
そういえば大学の頃、ヴェルレーヌ・ボードレールは読んでいたし、卒論の題材にはイギリスの世紀末文学を取り上げたりして、その世界には惹かれた記憶があります。
二つの心惹かれる世界が結びつくものであったと知り、さらに興味深く思っています。

作品にはその時代特有の背徳の香りはしないものの、美しい色彩の中に時々垣間見える翳りのようなものがそれだとすれば、ドビュッシーの違う側面を感じることが出来るのでしょうね。

「ベルガマスク組曲」の説明を読んで、これまで持っていた「月の光」のイメージが変わったりしました
これはこの本を読んで自分が勝手に持ったイメージですが、

優雅な貴族の仮面舞踏会…
マスクをつけ、美しい衣装に身を包んだ人々が笑いさざめきながら踊っているのだけど、
どこか虚ろな感じもする…
豊かさがもたらす独特の空虚さ。
白い月の光の下、そこに照らされているのは、実像か、それとも過去の幻か…


こんな風に思い描きながら弾いていたりします。

ドビュッシーを愛好しつつ、他の作曲家の作品もやっておきたくて、「いつか戻ってくるからね」とドビュッシーからは一旦離れた私。
ショパンの曲の美しさや弾きやすさに惹かれたり、もっと別の作曲家の曲もやりたい意欲が次々とわいてきて、もうドビュッシーに戻ることは出来なくなったかと思っていたんですが。。。
そんなことはなく、年月を経てさらに深く理解したくなっていて、戻ってきたというよりは、改めて関係を結び直したみたいな感覚ですね。

こんな風にして、他の作曲家の良さや面白さを知っていきたいと思っています。

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無題
本がお好きなんですね!!私は活字が苦手なので、今度話を聞かせてくださいね♪

私はドビュッシーの喜びの島を弾いたときに、珍しく本を読んだのですが世紀末芸術には胸が躍りました♪面白すぎます!!ドビュッシーの生きた時代を想像しただけでワクワクします!!ドビュッシーはダークな芸術に傾倒していたのに、彼の作る音楽はとてもキレイですよね!!私はあまのじゃくなので、そういうドビュッシーに親近感があります(笑)
ユキチェンコ 2009/08/31(Mon)21:43:12 編集
Re:無題
♪ユキチェンコさん

こんにちは!
コメントありがとうございます♪

>本がお好きなんですね!!私は活字が苦手なので、今度話を聞かせてくださいね♪

ワタクシで良ければ…
好きなんですが読むのが遅くて。活字処理能力が遅いのだろうと思っています。

>私はドビュッシーの喜びの島を弾いたときに、珍しく本を読んだのですが世紀末芸術には胸が躍りました♪面白すぎます!!ドビュッシーの生きた時代を想像しただけでワクワクします!!ドビュッシーはダークな芸術に傾倒していたのに、彼の作る音楽はとてもキレイですよね!!私はあまのじゃくなので、そういうドビュッシーに親近感があります(笑)

おお!さすが、ご存じだったのですね。
世紀末芸術、どきどきしますよね!私も、大学の講義で教わったときに、他のどの時代よりも胸が躍った覚えがあります。
当時もドビュッシーを熱愛していたので、つながりを意識できていたなら、とちょっと悔しいです。
そうそう、ドビュッシーは作品にはあまりダークな部分を出さないですよね。ちょっと蔭るくらいで。
なかなか、面白い人物ですよね。
キアラ  【2009/09/01 11:18】
無題
ドビュッシーって気むずかしいおじさんという感じなんですけど、おもしろそうですね。
チェックチェック・・・・・。

大学のとき、私は専攻は違うのだけど、たまに文学などを一般教養などでとったりすると、
「私には外国文学はわからないわ」って思いました。オースティンの「自負と偏見」とか読んだり、美学で「緋文字」を読んだりしたけれど、
たぶん私は文学や美学がわからないので、奇妙奇天烈なレポートを書いたと思うのですね。
美学のほうは「そういう視点もあるのですね」ってコメントがつけられてまるで褒めてあるかのようだったけれど、そのじつわかってないだけなんだよーんって思いましたし、先生も見抜かれていたと思います。

あの若い頃にもっともっと文学も読んでいたらよかったと思います。
大人になったら文学は読めませんからね。
ほんと、反省ですよ。。。。しきり。。。。。
のぞみ 2009/09/01(Tue)01:11:40 編集
Re:無題
♪のぞみさん

こんにちは!
コメントありがとうございます。

>ドビュッシーって気むずかしいおじさんという感じなんですけど、おもしろそうですね。
>チェックチェック・・・・・。

実際面白い人だったみたいですよ。
女性遍歴も凄いものがあるし。
ちょっと子供っぽい面もある人だという印象もありますしね。
是非、チェックしてみてくださいね。

>大学のとき、私は専攻は違うのだけど、たまに文学などを一般教養などでとったりすると、
>「私には外国文学はわからないわ」って思いました。オースティンの「自負と偏見」とか読んだり、美学で「緋文字」を読んだりしたけれど、
>たぶん私は文学や美学がわからないので、奇妙奇天烈なレポートを書いたと思うのですね。
>美学のほうは「そういう視点もあるのですね」ってコメントがつけられてまるで褒めてあるかのようだったけれど、そのじつわかってないだけなんだよーんって思いましたし、先生も見抜かれていたと思います。

わー、オースティン、懐かしいです~。
「自負と偏見」って確か、映画になったんじゃなかったかと思います。
「緋文字」…って読んだような気がしますが、内容をころっと忘れました。
先生のコメントは、何か微妙な感じですね。。。当たり障りのない言い方ですね。
私は思いっきり文学専攻だったのに、何にも分からずにいろいろかっこつけで読んでました。今思えばアホーですな。

>あの若い頃にもっともっと文学も読んでいたらよかったと思います。
>大人になったら文学は読めませんからね。
>ほんと、反省ですよ。。。。しきり。。。。。

今とは視点が変わるので、若い内に読めばというのは共感しますね。
私も読んでませんし。
ちゃんと内容かみ砕いて読めば良かったと、私も反省しきりです。
キアラ  【2009/09/01 11:21】
無題
私もこの本読みました!
「波をわたる・・・」に関する論文や書籍をお貸しくださったSさんという知人が、
私が「水の反映」を弾いていたときに貸してくださった本がこれです。
水の反映にも紙面が割かれていて、大変参考になりました。
と同時に、「お借りしたからには、本を読んだ成果を演奏に表さなきゃいけないのかしら?!」と、激しくプレッシャーも感じましたけどね

キアラさんの詩(イメージ)も素敵!
文学少女でいらっしゃるのですね
演奏に反映されてくるのが楽しみです!
また是非きかせて下さいね

キアラさんならすでにご存知と思いますが、
青柳さんのサイト(http://ondine-i.net/)の中の「MERDE日記」、おもしろくて結構愛読しています。
年数回の更新ですが、楽しみにしてるんですよ
ゆっきー 2009/09/01(Tue)03:43:05 編集
Re:無題
♪ゆっきーさん

こんにちは!
コメントありがとうございます♪

>私もこの本読みました!

おお!ゆっきーさんもお読みでしたか。
さすがです!!

>「波をわたる・・・」に関する論文や書籍をお貸しくださったSさんという知人が、
>私が「水の反映」を弾いていたときに貸してくださった本がこれです。

Sさん。。。本当に勉強熱心な方ですね~。
おうちにどれだけ音楽関連の書籍があるのか。。。既に書斎化していてもおかしくないだろうと、そういう想像ばかりしていまいます。
それを、他の人にも惜しまず分けようとする姿勢にも、感心しきりですね。

>水の反映にも紙面が割かれていて、大変参考になりました。

載ってましたね~。読みましたよ。面白かったです。

>と同時に、「お借りしたからには、本を読んだ成果を演奏に表さなきゃいけないのかしら?!」と、激しくプレッシャーも感じましたけどね

期待を寄せられているのでは。。。と、何か責任重大だと思ってしまいますよね。有り難いことではあるんですがね…

>キアラさんの詩(イメージ)も素敵!
>文学少女でいらっしゃるのですね

ぎゃー、恥ずかしいっ
あとで、「何かのぼせてる?」って思ってしまったんですが…

>演奏に反映されてくるのが楽しみです!

ううう。。。ああいううつろな感じ、どうやって出したらいいのやら…
表現が難しいんですよね。。。
反映されるのかどうか…

>また是非きかせて下さいね

はい~
ブラッシュアップして、お聴かせできるレベルになればと思います。

>キアラさんならすでにご存知と思いますが、
>青柳さんのサイト(http://ondine-i.net/)の中の「MERDE日記」、おもしろくて結構愛読しています。
>年数回の更新ですが、楽しみにしてるんですよ

ええ~!
それは知らなかったです(いづみこさんを実際に読んだのが本当に最近なので…)
ちょっと読んでみますね。
この人、面白いですよね!
キアラ  【2009/09/01 11:28】
ご訪問ありがとうございます


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