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なので、土曜に録画した「名曲探偵アマデウス」を観ることに。
先日のショパンの練習曲Op.10や、「英雄ポロネーズ」を観て、すっかりはまってしまった私。
今回はリストの「エステ荘の噴水」でした。
ピアノは小山実稚恵さんです!
小山さんと、音楽評論家の野本由紀夫先生のお話で、分析がされていきます。
ポイントはこんな感じでした。
この曲は、後のフランス印象主義のさきがけとなる、当時としては斬新な曲
→音楽の常識を覆す…これまでの和声を無視した作りになっている。
→つかみ所がない感じ。調性がめまぐるしく変わり(5種類くらい?)、しかも冒頭は、ずっと属和音の連続。
→文法になぞらえると、属和音は動詞、主和音は目的語のようなもの。主和音に帰結することで安心感や安定感を得られるが、属和音が続くと、曲がどこへ行こうとしているのかが分からなくなる。
ラヴェルは、この曲に影響されて「水の戯れ」を作ったという話。
→「エステ荘の噴水」と「水の戯れ」との比較あり。
→同じように、調性がめまぐるしく変わる箇所がある。
この曲は、エステ荘に滞在したリストが、数多くの噴水の美しさを、音楽で表現しようとした。
→その日の天気であったり、空気の澄み具合であったり、色であったり。。。その時々によって見え方が違う。
→それを見たリストの心の動きもあり。
→目に見える景色と、心の動きとが、上手い具合に織り交ぜられて出来た曲だと、小山さんは語っていました。
曲中、ヨハネ福音書からの引用があり、そこから転調し、曲調ががらりと変わる。
→実はリストが聖職者になってから書かれた曲、ということが提示される。
リストの晩年は華やかな青年時代とは打って変わり、人生の挫折を味わい、絶望感と諦念に満ちたものとなっていた。
→「巡礼の年 第3年」の他の曲を聴いてみると、重く、暗い哀しみに満ちている。
→特に第2・3曲のタイトルになっている「糸杉」は、キリスト教では「死」の象徴。
→しかし、その中にあって、「エステ層の噴水」は、不思議な明るさを持っている。
→リストはこの曲に救いを求めていたのではないだろうか。
→人に聴かせるというより、自分のために書いたのではないだろうか、と解釈される。
→美しいだけでなく、リストの内面を映した非常に奥深い名曲である(水=鏡=自分の姿、心までもが映る)
いやー今回も、コメディを含みながらも深々とした内容でございました。
特に、晩年のリストの孤独と絶望。。。
胸が締め付けられるような思いがしました。
若い頃モテモテで、コンサートを開くとご婦人が失神したとかいう逸話まである中で、晩年は様々な不幸が重なって追い詰められていく。。。
その中で、救いを求めるような、冬の一瞬の晴れ間のような「エステ荘の噴水」。
あの美しさは、小さな希望の光なのだろうか。
それとも、もう帰ってこないものへの遠い憧れ、追憶なのだろうか。
この曲の明るさ、美しさがどんなものであったかを知ったとき、泣けて泣けて仕方がありませんでした。
この曲、弾きたい。
弾けるかどうか分からないけど。。。
多分今の私じゃ弾けないかも知れないけど。
弾くなら、浮気曲ではなく、きちんと大切に向き合って弾いていきたい。
そう思いました。
そして、今まで持っていたリストのイメージは一掃され、どんな人であったか、知りたくなってきました~。
昨日危険区域へ足を踏み入れたとき、リストの伝記を買おうかどうしようか迷って、結局買わなかったのですが…。
やっぱり読みたい~!!
そしてまた散財…
もう物欲魔神と化しているキアラなのでした
☆オフィス設計コンサート☆
Aプログラム
~ショパンとリスト珠玉の名曲集~
ピアノ:新居由佳梨
♪ショパン♪
ショパン: 練習曲op.10より 第12番「革命」
第5番 「黒鍵」
ノクターン 第20番(遺作)嬰ハ短調
バラード 第1番 ト短調 op.23
ポロネーズ 第6番 「英雄」
《休憩》
♪リスト♪
エステ荘の噴水
ラ・カンパネラ
愛の夢 第3番
ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
《encore》
小犬のワルツ
今日は1日、興奮しっぱなしで少々頭が痛いです
というのも、コンサートに出かける前に、昨日録画しておいた「名曲探偵アマデウス」の再放送、「エステ荘の噴水」を見てしまったからで。。。
今度またこれについては書きますが、リストの晩年の心情に思いを馳せ、朝っぱらからぼろ泣き~
で、今日のプログラムをチェックし忘れた私、ご一緒したみぽぽさんに確認したら、何と今日由佳梨さんが「エステ荘」を弾かれるという
私の持っているヴィトンのバッグも、エステ荘が建っている地名・ティヴォリと同じ名前が付いているし、こじつけっぽいかもしれないけど、何か縁を感じてしまったのですね。
そんな感じなので、特に今日、この曲はちょっといつも以上に身を入れて聴いてしまったのですよ。
ではでは、コンサートの感想いってみたいと思います
ショパン。
馴染みの多い曲が列挙されています。
いつも通り、分かりやすい解説の後、「革命」へ。
激情の曲ですが、細かい部分を歌わせることも忘れない…。
ついつい、感情の振り幅の大きい曲なので力がいるかと思ってしまうのですが、由佳梨さんはこういう曲はしなやかに弾かれるんですね~
「黒鍵」も、愉しげなニュアンスたっぷりで、エチュードも由佳梨さんは素敵に弾かれるんだな、と思いました。
ノクターン20番、いつも聴いている馴染みのあるものとは、版が違うようで、テーマの部分の和音が違いました。確か仲道さんも、それと同じ音で演奏していたように思います。
この曲はいろんな版があるようなので、演奏者によって採用するものが違ってくるんですね。
「バラ1」、初めて由佳梨さんを聴きに行った今年のバレンタインデーにもプログラムにありましたが、今日のは中間部分がより甘やかに響いて美しかったです。もちろん、プレスト・コン・フォーコは文句なしです。
「英雄」、これもバレンタインデーに聴いたことをよく覚えています。
こういう演奏をお手本にしたいと思ったのですが、それは今も変わりません。
由佳梨さんは、左手インベーダー部分を騎手が近づいてくる様子にたとえているという話をしてくださいました。
リスト。
「名曲探偵アマデウス」で聴いたばかりの「エステ荘の噴水」。
リストの心情がまた去来して、涙腺が緩みました。。。
アルペジオのきらめき、後半部分の重々しいフレーズ。。。全て良かったです。。。というか泣けた。
ラ・カンパネラ、愛の夢第3番、美しかったです!CDに入っているのですが、生で聴くとまたいいですね。
「ダンテを読んで」…聴いたことは。。。たぶん今日が初めてだと思いますが。。。
とんでもない曲ですね
地獄の階段を上る過程の曲ということで、さまざまな地獄を表現しており、時々希望の光が差してくる…という流れの曲だと解説がありましたが。。。
本当に、おどろおどろしい、不安感を掻き立てるようなメロディーで、冒頭のオクターブのモチーフは鐘でしょうか…。
こんな曲を書いてしまうなんて。
今朝のこともあってか、リストという作曲家に、大いに興味を持ちました。
由佳梨さんの表現力もすごかったです。
アンコールの小犬のワルツで、どれだけ救われたことか
由佳梨さんは、昨日同じ場所でベートーヴェンの3大ソナタを弾かれたばかり。
昨日の今日で、さぞかしお疲れと思いますが、リストを弾き切る集中力はさすがでした。
ピアニストって体力勝負なんですね。。。
曲の合間合間に、みぽぽさんと同時に「はぁ~」とため息をついていたので、二人で大笑い
毎度のことですが、やっぱりため息はついちゃいますね~。
そのタイミングが、みぽぽさんとはぴったりなのですよね。
今日はランチをみぽぽさんとご一緒し(もちろんピアノ談義つき!)、コンサートはみぽぽさんのお友達も加わって、和やかな雰囲気になりました。
シャネルの時に初めてお会いしたのですが、きさくで品のある方で、帰りの電車もわずかの間ご一緒したのですが、楽しかったのでもっとお話ししたかったです。
りんりんのお世話をお願いしていたパパにはチクリと嫌味を言われちゃいましたが
今日は本当に胸いっぱいでした。
余談ですが、「エステ荘の噴水」が奥深い名曲であることを知り、なおかつフランス印象主義の作曲家たちに影響を与えたものだと分かったということと、奇しくも今日由佳梨さんが弾いたということで縁を感じた私は、コンサートが終わると一目散に1丁目の危険区域へ猛ダッシュ
そして、「巡礼の年 第3年」の楽譜(ヘンレ版)をゲットしたのは、言うまでもありません。
しかも、P○NAの会員カードは、何とCDにも適用されるんだな
というわけで、割引価格で欲しかった合唱曲のCDも購入。
他にもいくつかCDは通販で注文したりしていたので、またしても大豊作になっております。
いつ打ち止めになるのか見当もつきません
「巡礼の年」もCDも持っていないし、やばいなぁ。。。
レッスンでは、1回につき1曲を見ていただき、次回レッスンで新曲・前回弾いた曲の復習をする、という流れになっています。
そんなわけで次回のレッスンは、13番がおさらい曲になっており、新曲には6番を選びました。
これがね~。。。かなりのくせ者なんだよね
シンコペーションで動く曲で、どっちが主題でどっちが対旋律か区別がつきにくいのですが、片手ずつ取り出して弾くとちゃんと美しいメロディーになっているので、それはそれでステキなんですが。。。
この曲は、何気に指の独立と音をキープするだけの力が要るような曲に思うんですよ。
片方の音の間にもう片方の音をはめ込んでいく感じにしたいんだけど、伸ばしている方の音を保つのが難しいんです。
つい次に行きたくなっちゃって、どんどんテンポが速くなっていっちゃうの
それに32分音符の接続句が要所要所に出てくるんだけど、これもきちんと弾かないと、意図しないのにテンポが速くなってしまって、そのまま弾いていると、曲が終わる頃には最初に設定したテンポと全然違う速さになってしまうのね
特に要注意なのが中間部で、右手の接続句の連続が和声展開しながら出てくるんだけど、ここを気をつけないと大変なことになるんです
まぁ右は何とかコントロール出来ないこともないけど、問題は左手。
結構黒鍵が出てくるので、気をつけないと外すしこけるし
どうやら私、独立がちゃんと出来ないみたいで、しょっちゅう音が抜けるんだよね~。
右と合わせても美しくないし、しっかり発音できてないしで、練習のたびに、
「はぁ~。。。」
と深いため息をついてしまうんです。
他の曲でもそうなんだけど、インヴェンションを弾いていると顕著だね。
左手、弱すぎる。
インベンションを弾く順番はそう大した理由は持ってないんだけど、この曲の場合は、ソナタ形式を彷彿とさせる出来になっているので面白いかなぁ、と思って選んだんですよ。
昔弾いたときも、結構好きだったし、先生の指導も分かりやすくて思い出に残っているし。
こうして改めて弾くと。。。
ううーん、むじゅかしいぃぃぃぃ~(悶絶)
曲はとっても可愛らしいのにねぇ。
可愛らしく聴こえるように弾くには、それなりのテクニックが実は必要だったという
テンポキープや音を外さないようにということに専心腐心しがちなので、曲想がつかず平べったい演奏になってしまっているのが悩みの種。
フレーズの一つ一つに歌心があり、それを綺麗に表現したいんだけどなぁ。
暗譜も気になるけど、こっちも気になって仕方ない。
なかなか練習も気が抜けません(当たり前か…)
少しでも綺麗に歌えるよう、頑張りまーす。
※蛇足ですが、「ヘミオラ」というものがあるのを初めて知ったのは、この曲を初めて弾いたときでした。
先週の金曜日、事件は起こりました。
りんりんにお風呂上がりの牛乳をあげていたときのことでした。
いきなり家の電気が全て消えて真っ暗に!!
ええっ停電?
牛乳飲んでリラックスしていたところ、急に暗くなったものだから、りんりんはびっくり!!
そしてぎゃん泣き!!
「まま~!だっこ~!!!」
って大泣きするので、すかさず抱っこしたのだけど、なかなか泣き止まず。
ブレーカーを見に行ったのですが、レバーを上げ下げしても復活しませんでした。
原因は、ブレーカーが上がったせいではないようでした。
どうも家の近所一帯が停電したようなのです。
はっきりした原因はついに分かりませんでしたが。。。
しばらくして、電気が戻り明るくなりました
りんりんは、ただでさえ大きなおめめを、更にくりくりにしながら、
「まっくろ、びっくったね~!!(真っ暗、びっくりしたね~)」
と、如何に驚いたかを熱く語っておりました
「まっくろ、りんりんちゃん、うぇーうぇーてないちゃったの~」
同じことを4~5回も繰り返し言っていたので、余程びっくりしたんだなぁ~。
しかも、その後も何日か、思い出したように、
「まっくろ、びっくったね~」
と言うので、ちょっとしたトラウマになってしまったのかなぁ、と思いました。
パパにこのことを話すと、
「きっと急に暗くなったことで、心に深い傷を負ったんだよ。。。」
だって。
結局月曜日まで同じことを言い続けておりました
しかし火曜日になると、
「まっくろ、こわいないヨ!!」
といきなり強気の姿勢。
ほんとか~?
しかし。。。
去年、雷の酷い日にやっぱり停電したんだけど、そのときは泣きもしなかったなぁ。
うーん。これも成長の一つの証なんだろうか、と変なところで感心してしまったママなのでした。
何となくもやもやと曖昧にさせて、見ないふりをしてたけど、このままではイカン
というわけで理由をきちんと解明することにしました
昨日ピアノに向かって、今度の発表会の曲を弾きながらいろいろと探っていたのですが。。。
大体こんな傾向があることが分かりました。
同時和音の時にどこかの音が飛ぶ。アルペジオも時々あやしい。
和音で動くことが多い曲の暗譜が苦手。「メロディーと伴奏型」の曲でも、バスから上の和音をよく間違える。
というわけで、私にとって苦手意識の原因は「和音」。
しかも、音が多くなればなるほど飛びやすくなってくるという
以前、今の先生に習い始めてから、初めて暗譜することになったとき、
「片手ずつ暗譜してみて下さい」
と言われて、頑張って片手ずつ暗譜して何とかなったことがありました。
因みに曲はドビュッシーの「夜想曲」でした。
この方法は、各パートの横の流れを覚えるのには非常に有効だと思います。
しかし右・左合わせたときに、キモとなる和音を形成するときには、縦の響きを覚えることも重要になってきます。
まぁ最終的には両手合わせた状態を覚えることになるので、これをやらないわけにはいかないですがね
あまりにも和音を覚えられないので、一度和音をばらして、コーラスの音取りみたいにしてパートごとの横の流れを知るようにしてます。
初めは単旋律にし、徐々に音を増やして、最終的に和音で進行させて縦横の流れを覚える様なやり方をします。
これが有効かどうかは、手探りでやっているので分かりません。
あとは、曲の中の内声で動く部分を普段の練習の時にもチェックし、メロディーとバスをの絡みを感じられるように心がけています。
それでもやっぱり音が飛ぶ。。。
やり方が甘いのかしら。。。
何かもっといい方法はないのだろうか。。。
いつも、手探りです。
暗譜は怖いけれど、やらないと苦手意識はいつまでも消えないんだなぁ、ということは承知してますが、それでもやっぱり怖いものは怖い。
原因が分かるだけでも、ちょっとは違うのかなぁと思いましたが。。。
練習方法については、当分模索状態は続きそうです
☆シマノフスキ 変奏曲Op.3 ☆Oriental Wind 久石譲 <リベンジ> ☆リスト 愛の夢第3番 ☆ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第8番Op.13「悲愴」全楽章 ☆吉松隆 ピアノ・フォリオ…消えたプレイアードによせて <続投> ☆ショパン ポロネーズ第6番Op.53「英雄」 ノクターン第13番Op.48-1
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