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先週土曜日、ピアノムシ練習会に出てきました。

ショパン以来、久々のピアノムシでした。

今回も20名近くの大所帯となり、しかも新人多数&超久々メンバーの参加ということで、会場はまたしても熱気に包まれておりました。

少々のぼせ気味にはなりましたが…。

さてさて。

今回の練習会では、
・1巡目(7~8分)
・2巡目(3分、1巡目いっぱい弾いた人は2分)
・3巡目(30秒)

というタイムスケジュールとなっておりました。

3巡目30秒ってどないやねんと思いますが

で、私は今回、新たな試みとして、
・メイン2曲がクラシックではない
・そのうちの1曲を耳コピものにした
こんな感じでやってみました。

というわけで、弾いた曲は以下の通り。

1巡目/1曲目…Mirage In The Valley(和泉宏隆)
年明けにメンバーに向かって「和泉さん弾くから!!って宣言して、漸くのリリースとなりました。
理由:単純に、9月にならないとこの曲を弾く気が起きないから(←わがまま!!)
人前で弾くのは7年ぶりなので、とっても緊張しました
「T Comes Back」というスクエア再結成アルバムで使われた前奏部分を、適当に耳コピして付け足しました。

1巡目/2曲目…You Make Me Feel Brand New(和泉宏隆アレンジ)
これが耳コピものです。
和泉宏隆さんの、「Hirotaka Izumi covers LOVE SONGS」 というアルバムに入っていた素敵アレンジを気に入り、楽譜ないなら作ってしまえ!!ということでやりました。
耳コピは、学生時代のフェアウェルコンサート向けにやった、谷山浩子の「風になれ」という歌の伴奏以来です。
音を拾って楽譜にするのに1週間、仕込み3週間のうち1週間が指慣らし、あとの2週間は暗譜+夜の練習の〆として弾き、合計1ヶ月の短期間でリリースする運びとなりました。
元ネタは「The Stylistics」という黒人グループによる1973年リリースのヒット曲。 
ディスコでチークタイムに流れる曲だったんだそうですよ。


2巡目…インヴェンション14番(バッハ)
1巡目がかなり長くかかり、割り当て分数をオーバーしたので、2巡目はを弾くつもりがなかったのですが…。
急遽引っ張り出したのが、練習中のこれ。
1巡目で志を果たして気が抜けたのか、かなり気持ちよく弾けました。

3巡目連弾…「不思議な国のアリス」より3曲
ひでこさんとの連弾。
小学校の時に弾いた古ーい曲。懐かしかったです。
曲は、曲名は、「ハートの女王」「眠っているやまねずみ」「助けてください」です。

3巡目…ドラゴンクエスト7 序曲のマーチ後半部分(すぎやまこういち)
30秒って言われても…。
今度は、短い時間でも起承転結あるような弾き方出来るように頑張ります!

人前で弾くことが怖かった時期もありましたが、それをどうやら超えたようで、
緊張した自分を客観的にみることが出来たり、
「しっかり鍵盤に触れている瞬間、音が出ている瞬間に意識を向ける」ことが出来て、
自分としては、集中できたかなと思っています。
やっぱり集中力って大事だなと。

今回の仕込みをかなりしっかりやったため、この練習会が終わった後、まるで演奏会が終わったかのような燃え尽き症候群にかかってしまっています…。

でも大丈夫!
次がありますから…山ほど!!

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いつもレッスンの日が近づくと、
「早くレッスンの日にならないかなぁ~」
って、指折り数えて待つんですが、今回も例外ではなく

前回レッスン(8/7)から、ショパン演奏会で撃沈したり、人前演奏怖い病にかかったりと紆余曲折はありましたが、ひとまず悩みも何とか解決し、意気揚々とレッスンへ出かけることが出来ました

というわけで、レッスンレポでございます

バッハ/インヴェンション14番
手や指の使い方は、だいぶ良くなってきたが、音を狙って弾いているので背中に負担がかかってる。
(主に左)一音一音歌いながら弾くと、脳がそれぞれの音に対して指に指令を出すため、しっかりと弾けるようになる。
時々音を塊で弾いてしまっている癖がついているので、気をつけること(弾けてないということになります)。
腕の使い方を把握するには、「エアピアノ」が有効
これを知らずしてどうやってピアノ弾くんですか?というコメントもアリ!
指でしっかり「触って」弾き、尚且つ力で押すのではなく、軽く弾いていくと、指が独り立ちする。そういう指はいい指であるということになる。
首に力を入れて固めない。「プリン」であるかのように柔らかく、フルフルした感じに
「弾かなきゃ!」とか、「こう弾かなきゃいけない!」ではなく、「こう弾きたい!」と思って、楽しんで弾くことが大切

ショパン/ノクターン第13番Op.48-1(A~Bセクションまで)
Aセクション…様々な解釈があるが、一例として
1小節
強拍ではなく、弱拍にメロディーが来ていて、尚且つ休符があってスラーではない
→辛いことがあったとして、話したいんだけど、なかなか言い出せずにいる状態。
(特に4拍目のAsは痛みを伴う音)
2~4小節
それでも何とか口に出してみたら、思いが溢れて止まらなくなりそうで…少しためらって、フレーズが閉まる。
又はクレッシェンドで大きくするなら、止まらない思いの強さを表現できる。
5~8小節
長調になり、「昔はいいこともあった…」と、温かみを感じている。
しかしそれも過ぎてしまったこと。
フレーズの終りが短調になっていて、それが過去のものであったことを表現。
9~12小節
もっと温かいものに包まれている状態。
11~16小節
だんだんと気持ちが高揚し、口に出した思いが止まらなくなりそう…。
17~24小節
テーマの繰り返しだが、こちらはもっと進んでいく感じ。思いの強さが増し、溢れて止まらなくなる。
24小節 
Bセクションのコラール・sotto voceへの受け渡しを、2泊目以降の内声3音で行う。
4拍目の音が減衰し、音量が減っていくのを感じてから、25小節1拍目の音に移るようにする。
音が減らないとsotto voceにならない。
39小節
オクターヴ半音階に入る前にペダルを切ってしまうと、メロディーがつながって聴こえないので、そこでは切らず、ハーフペダルで調整する。そうすることにより、1拍目の音が残っているように聴こえるので、3拍目とのつながりを感じることができる。
~42小節
オクターヴは主役じゃないので、極めて柔らかく。
42小節~
中間あたりから、オクターヴが主役になってくるので音量出してよい。

ラフマニノフ/前奏曲Op.23-2(Bセクションのみ)
左手→バッハでやったことが応用できる。
アルペジオ等、もはや手でカバーできない広さなので、指1本1本使ってしっかりと歩くように。それでいて軽く、力で押さないこと。そうしないと弾けません。
右手→オクターヴ間の音は、しっかり弾こうと思わず、移動の手段と考え、軽めに触れていくように。

今回は、特にノクターン13番のドラマ性にスポットがあたり、こういう音楽的解釈について教えていただけるということは、とても嬉しいことであります。
より楽しんで弾けるというか。

いやはや、相変わらず特濃レッスンでございました。

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ショパン演奏会が終わってから、更新が滞っておりました
私はとりあえず元気です。

ここしばらく、人前演奏がどんどん怖くなるという厄介な病を抱えてました。

昔のトラウマが復活…誰も聴いてくれないようなピアノなんて、何の価値があるんだろう。
でもやめられないこの哀しさ。
委縮すればするほど音の質が悪くなるし、悪循環を起こしていました。

なので、練習にも身が入らなくなってて。

でも最近はちょっと違います。

余計なことを考える暇があったら、出た音に集中しよう。
今「ピアノを弾いています」ということに専念しよう。
「今、この瞬間」ではないことを考えるのは、とりあえずやめよう。

そんな感じで練習してたら、いつの間にか没頭できるようになっていました。

誰かに聴いてもらおう、あわよくば褒めてもらおうという下心や、
自分のピアノはバカにされちゃうんじゃないのか?という邪推や、
どうせ下手なのよ、といういじけた心。

そういうノイズが入り込めないところまで来ました。

そうして、集中することによって、いつの間にか恐怖心が消えつつあるのを実感しています。

ぼちぼち、走り出す準備をしなければね。

…というわけで、12月のピアノムシで弾く曲、ショパンのノクターン13番を仕込み中です。

他に、ラフマニノフの前奏曲Op.23-2、あと心境の変化によりどうしても弾きたくなった「愛の夢第3番」。

忙しくなりそうです。

怖がっていたせいで、時間が無為に過ぎて行ってしまったわ。
遅れを取り戻さなければね。

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先日14日、ピアノムシ企画ものステージ第2弾・「CHOPIN DE PIANOMUSHI」が無事に終了しました。

思えばここまで来るのに長かったような気がする…。
この演奏会のことが決まったのが2年くらい前で、同じ時期に「英雄ポロネーズ」弾こうと思っていたんだから。

2年なんて、あっという間なのですね~

で…。

7月31日の練習会の時に、曲順会議で自分がどこに出るのかが判明したのですが、
…一番最後…。

つまり大トリぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーーッ

うわぁプレッシャー!!!
大体そのポジションって、大曲+実力者、というイメージが強かったので、まさか自分がそのポジションをいただいちゃうことになるなんて思いもせず…。

生きた心地もしないまま、本番を迎えたのでした。

本番、会場についてホールを目の当たりにしてまた緊張!!
まず、キャパ約400席のホールにしては、広かったんですよ!
そして舞台そでからピアノまで距離が長い!

ぎょえーーー
勘弁してください~

まあそんな感じで、赤くなったり青くなったりしてる間に本番へ。

ホールが死ぬほど寒くて、楽屋にいても客席にいても寒かったので、第1部以外は楽屋でがたがたしてました

自分の出番の前に、最悪の想像を無意識にしてたんだけど、メンバーの一人と「いいイメージ」の話が出来、辛うじてマイナスの循環は断ち切れました。

で、実際に舞台に上がってみて…。
ここにこうして立っていられることの幸せを噛みしめました。

実を言うとずっとピアノではスランプを感じていたので、
「ショパンの舞台出ません」
って危うく口にし、フェイドアウトしていたかもしれなかったからです。

でも、舞台でこうして弾いている。
涙出そうになりました…。
いつまでも終わってほしくない。
そう思いました。

そんなわけで満足度としては高かったのですが、
完成度としてはかなり低い評価…40点

せっかくの「英雄ポロネーズ」なのに、せっかく聴きに来てくださった人たちにに申し訳なく、大トリとしての役割も果たせなかったのではないかと凹み…。

でも打ち上げの席で、ムシクンが言ってくださった言葉に感動

「キアラさんの演奏は、ショパンの真髄をとらえていたと思うんですよ。
ショパンが目指したのはエレガントで気品ある演奏で、
キアラさんの演奏からはそれを感じたんです。」



どんなに嬉しかったか…

私が目指していたのはまさに「美貌の英雄ポロネーズ」。
堂々としたポロネーズの中にも、ショパンならではの、旋律の美しさを奏でたくて、そのために一生懸命練習してきたのです。

それが、ボスには伝わったんですね。。。
この話、一度もしたことがなかったのに…

有難いことだと思いました。

心が温かくなった、とてもいい演奏会でした。

しかし、課題はまだまだ山のようにあり…。
早くも次への準備は着々と進んでおります!!

長々と廃人になってもいられないので。

頑張るぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

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昨日のレッスンは、本当に内容が濃く深く、音楽の神髄に迫るような勢いでした。
そして、ショパンの曲がいかに素晴らしいかということを、先生と一緒に実感していったのです。
あまりにも充実した内容で胸がいっぱいになり、上手く言葉にしていけるかどうか分かりませんが…。

レッスンレポ、いってみようッ

英雄ポロネーズ(「CHOPIN DE PIANOMUSHI」最終調整)
暗譜。最初から最後まで
1~16小節
休符は「楽しむところ」。音のない「間」を楽しんで。
3小節2拍目~4小節
16分音符を弾く時は、指を何かに入れるような感覚で。
拍の頭、フレーズの終りは、「指で(しっかり)握手」する。
ピアノと共同作業するような気持ちで弾く。
和音で進行する曲なので、メロディを出したければ「なるべく鍵盤から指を離さない」
44小節~
ここも同じ。強拍はしっかり「握手」。
81~120小節(左手インベーダー部分)
ここは、右手の方が問題!!(左はオッケー!
伸ばすところはしっかり伸ばし、その間は休憩してるつもりで楽に。
81小節
アルペジャンドは指を広げたところから縮めていくように。
82小節
スタッカートはアイドリングと同じ。
上向きの力でリズムが旋回していく。
85小節
右手、指先の「点」で触れるように。でもしっかり弾く。
そうすることにより、音がパリッとしてカッコよくなる。
88小節
「ドレミ・シ」の上にスタッカートが付いているのは、
「軽く弾けば弾けるんですよ」
というショパンからのメッセージ
上向きの力も生まれるし、パリッとして効果的!!
120~128小節
スタッカートのない内声は、ちゃんと伸ばす。
ついているところは、点で触れていく弾き方で。
132小節
急がない。楽しんで。
136小節2拍目
トリル=EsとFで。
169小節
アクセントはテヌートということ。全部「握手」していく。
先生のご意見では、この曲は「ポロネーズの集大成」
(「幻想ポロネーズ」は、もうすでにポロネーズの域を超えた作品に!!)
ポーランドの人々に活力を与え、国を守ってくれる待望の「英雄」像を描いたのではないだろうか。

ショパン/ノクターン第13番Op.48-1(A’セクション)
内声の弾き方がカギ。
メロディーだけでは表情がつかないので、内声で表情づけをしていく。
右内声+左を合わせると、自然に不安感・焦燥感といったものが出て、agitatoを表現できる。
そのためには、指を鍵盤から上げないことがポイント。
鍵盤の中で刻んでいく。
71小節のスタッカートは「強調」。

発見したこと
・左の伴奏形が「ギザギザ」になっている!!
→前に進む駆動力にもなるし、焦燥感をあおりたてる音型になっていて、ここでもagitatoを自然に表現できるようになっている。
・72小節1拍目の和音に向けて、自然にクレッシェンド出来るように曲がなっており、その和音に導いてくれている!(音が多くなる、跳躍が増える等)

…今回も大変細かいレッスンでございました…。

しかも、ショパンは自分が教えていたこともあり、曲を通じてピアノのテクニックが身に着くように教えてくれているのだ、という話を先生がしてくださり、曲の素晴らしさを一つ発見するたびに、
「ショパン先生~!!」
と二人で平伏

笑いも多かったけど、収穫もそれ以上にあった素晴らしいレッスンだったのでした。

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ご訪問ありがとうございます


こんにちは、キアラと申します。
家事に育児に大忙しの毎日ですが、合間を縫ってピアノライフも楽しんでいます♪ どうぞよろしくお願いいたします。


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