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…すんごく久しぶりのアマデウスレポです
いやぁもう、先月・今月と忙しくて、なかなか見られなかったんですよ。
「英雄」の暗譜とか「英雄」の暗譜とか「英雄」の暗譜とか(就活はどうした、就活!!)
スギナミ前に見た、フォーレのレクイエム以来ずっと見てなくて、気づいたら思いっきりたまってました
HDDの整理すらしていなくて、容量を圧迫してきているので、少しずつ消化
てなわけで、今日はピアソラから観ることにしました。
コメンテーター
小松亮太(バンドネオン奏者)
有田栄(昭和音楽大学)
斎藤充正(ピアソラ研究者)
1974年に発表された、ジャンルを超えた名曲。
ピアソラの音楽的挑戦が秘められている。
この曲は、ヒット曲の要素を含んでいる。
・一言でいえば「シンプルである」
・16小節が核になっており、それが繰り返されている→「オスティナート」又は「リフ」(※短いメロディーを何度も繰り返すこと)
・ベース部分…「ギザギザ」の旋律(ミファミファミドラ…)
→独特の印象を与えている。クラシックでは、「悲劇的」「深い悲しみ」「宗教的な情感」を表現するのに使用されている。
この曲の場合、「焦燥感」を与えている→この世のしがらみから逃れられない焦燥感
・リフのあと、全く違う性質のメロディーを重ねている。歌うような旋律が、シンプルに繰り返されている。
・ベース…地をのたうちまわるような旋律→焦燥感の旋律
メロディ…空に向かって叫ぶような印象(しかも長くのばされている)→癒しの旋律
→焦燥感の一方で、癒されている感じがする。
このコントラストが魅力的で、人々の心をとらえた。ロックや、ポップスに近いテイスト。
ピアソラ独特のリズム「3-3-2」
・普通のタンゴは4拍子であるが、ピアソラの場合、その4拍子を8分音符で割り、「123・123・12」(3-3-2)のリズムで表現している。
・単なる4拍子に比べたら攻撃的な印象を持つリズムである。
「伝統からの脱皮」を表しているのか。
この曲がタンゴらしさを一気に帯び始めたのは、「バンドネオン」の出現による。
・初期のタンゴ…クラリネット・フルート・ギターを使用し、明るい曲調のものだった。
・19世紀末にドイツで発明された「バンドネオン」(アコーディオンをコンパクトにして、持ち運び可能にしたもの)がアルゼンチンに入ってきてから、音楽の雰囲気が一気に変化。
・アルゼンチンの人々がバンドネオンを選んだのは…
→音色は、アコーディオンと比較すると鋭く、尖った音。
→「怒り」や「哀しみ」といった感情をストレートに表せる、裸のままぶつけられる。
ピアソラ…タンゴの革命児
激しい批判を受けながらも、新しいタンゴを生み出そうと格闘を続けた。
「リベルタンゴ」=libelta(自由な)+tango(タンゴ)
ジャンルを超えることで、世界中の人々にメッセージを発信できると考えた。
ピアソラの夢は、自分の音楽を全世界に知らしめること!
…とても久々なので、まとめるのが大変でした(しかもかなり端折ってます)
「リベルタンゴ」は、ヨーヨー・マの演奏でかなり有名になりましたよね。
私もその時知りましたが…最後まで聴いたことはありませんでした。
今日、小松亮太さんの情熱的なバンドネオンの演奏により、初めてキチンと聴いた気がします。
ヴァイオリンやピアノと一緒に演奏するバージョンと、アコギとのデュオバージョンと2パターン聴いたのですが…。
やはりノンジャンルということだけあって、テイストが全然違うのに、良さを全く損なっていないのには感心しました。
私は今、ピアソラの曲を練習しています。
リベルタンゴではありませんが…。
やっぱり曲の中で「3-3-2」のリズムがきっちり刻まれています。
これがピアソラ独特のタンゴのリズムであり、屋台骨となっているものであると、これを見て改めて実感しました。
うーん、やっぱりこの番組、面白いね
今日は(というか日付変わってるから、昨日か)、母の7回忌で、母の郷里・豊橋に行っておりました。
本当なら来年行われるはずでしたが、遠方から来る親戚のことを考え、兄が画策して叔父の3回忌と一緒に行うことにしたそうです。
私は家のことがあるので、母のだけ行くことにしました。
前置きが長くなりましたが、法事のことと絡めて今回はフォーレのレクイエムのことについてレポしたいと思います。
演奏
シャルル・デュトワ指揮/NHK交響楽団
ソプラノ 天羽明恵
バリトン 青戸知
合唱 二期会合唱団
コメンテーター
室田尚子(音楽評論家)
遠山菜穂美(平成音楽大学)
鹿島茂(フランス文学者)
モーツァルト・ヴェルディの作品と並び称される、3大レクイエムの一つ。
7つの表情豊かな美しい曲で出来ている。
レクイエム」とは、カトリック教会にて、死者の安息を願うミサのための楽曲だが、フォーレの作品は発表された当初は、「異教徒的」と言われた。
1.入祭唱とキリエ
穏やかで、まろやかな旋律。
独特の和音進行にあり。
→二短調…主和音(レファラ)~IIIの和音(ファラド)~主和音の繰り返し
→通常、主和音(レファラ)~属和音(ラド♯ミ)~主和音となることにより、二短調だとはっきり分かるが、この場合短調なのか長調なのかが曖昧になる。
→IIIの和音がある…どちらにも定まらない、浮遊した感じになる。中間色のような色彩感として受け止められる。
楽器の編成にも秘密あり。
→この曲ではビオラが1と2に分かれ、主役になっている。
→ビオラで旋律を奏でることにより、柔らかく、落ち着いた響きになる。
→安らぎ、癒しを与える響きがある(レクイエム エテルナム…永遠の安息を…)。
3.聖なるかな
レクイエム=聖書の言葉を伝えることが目的。
フォーレは、この合唱を響かせるための工夫を凝らしている。
→「交唱」…女声のあとから男声が同じ歌詞を繰り返し歌って、歌詞を印象付けている。
→アルトがない…ソプラノの響きの純粋さを引き立たせる。
→天の声(ソプラノ)と地の声(男声)が呼び交わし合っている。
→ソプラノ…曲のクライマックスで、「excelsis(至高の地)」という歌詞を最高音(G)で歌い、印象付けている。
4.ああ イエズスよ
この曲では、歌声だけでなく楽器を使って歌詞を際立たせている。
→ソプラノソロが「レファレドレ」というモチーフを歌い終わると、木管・ハープ・弦楽器が同じモチーフで追いかけ、繰り返している。
→ここの歌詞は「dona(お与えください)」…この祈りの言葉が、繰り返されることにより浸透していく効果をうまく引き出している。
この曲が何故異教徒的と呼ばれてしまうのか。。。
通常レクイエムは、「Dies irae(怒りの日)」が表現されていなければならない。
※怒りの日=世界の終りが来るとあらゆる死者の魂が蘇り、神によって天国に行くか、地獄に行くかの裁きを受ける。
歴代のレクイエムには、この「Dies irae(怒りの日)」を強調するために、曲の前半に置かれ、独立した曲として扱われれている。
しかしフォーレの場合、独立した曲はなく、6曲目「リベラ・メ」の中16小節間で怒りの日を表現した。
→このことは異例であり、異教徒的と呼ばれてしまう所以である。
→フォーレは教会のオルガニストをしており、教会音楽を知り尽くしているはず。。。
理由は、政治的な背景が関係しているのではないか。
この曲が作られた19世紀末、フランスではナポレオンIII世が失脚=第3共和制始まる。
宗教と政治の分離…このレクイエムに関係あり!
このレクイエムは、「共和国のレクイエム」=生まれながらにして平等、死を前にしても平等。
→救いは、万人に訪れるべきだ。
カトリック教会の権威を象徴するような、「怒りの日」で死の恐怖をあおるような表現を避け、人を死の不安から解き放とうとした。
7.楽園にて(イン パラディスム)
通常、ミサのあと出棺する時に使われ、レクイエムでは使わない曲。
ニ長調=「祝祭の調」と呼ばれている。
主和音(レファ♯ラ)をオルガンがずっと鳴らし続けている…「不変のもの」、「永遠のもの」を示している。
メロディーがスタッカート…天使が天井から降りてきて、祝福しているような感じ。
亡くなっている人だけでなく、生きている人でさえも祝福されているような感じがする。
フォーレの言葉
「最初から最後まで全て人間的な感情に包まれ、そこには永遠の安らぎに対する信頼感が込められている」
全ての人に音楽を聴いてほしい、安らぎを感じてほしいと思ったのではないか。
フォーレのレクイエム、やわらかくて癒される感じがするので、大好きでよく聴いています。
モツレクもヴェルレクもそれぞれに好きですがね。
法事のとき、手を合わせながら「今うちの母親はどうしてるだろうか。安らかにしているかな」と考えていました。
フォーレは全ての人にやさしいレクイエムを書いたんだなぁ、と、この番組を見て思い、それにまた癒される思いがしています。
最近ちょっと酒づいていて、こないだ飲んだのは、甘い赤のスパークリングワイン
いかんなぁ。。。本番前なのに。
それはさておき、今回は「ロメオとジュリエット」です。
プロコフィエフがソビエト時代に書いた代表的なバレエ音楽です。
内容はこんな感じです。
結構長くなりますがご了承を。。。
演奏
マッシモ・ザネッティ指揮/NHK交響楽団
コメンテーター
野本由紀夫(玉川大学芸術学部准教授・音楽評論家)
島田雅彦(作家)
西本智実(指揮者)
シェイクスピアの作品を元にして書かれたバレエ音楽。
ドラマチックで豊かな音楽表現により、人々に愛された曲。
バレエのために書かれたが、後に組曲にもなった。
「少女ジュリエット」
ジュリエットの感情の変化が如実に分かる曲。
「ライトモチーフ」という手法を使っている。
→ライトモチーフとは、あるメロディーに特定の情景・状況・意味を持たせたもの。メロディーと意味が結びついている(示導動機)。
→この曲では、3つのライトモチーフがあらわれる。
・1小節目~駆け巡るようなメロディ(vivace=快活に)。
単純な音の作りになっており、ハ長調の音階+ドミソの和音のみで作られている。
※恋を知る前の、明るく活発なジュリエットを表している。
・27小節目~クラリネットが演奏。しっとりとした曲調に変わる。
con grazia=優雅に
変イ長調…温かみのある調。
※エレガントなジュリエットを表している。
・80小節目~ 重く、哀しい曲調(ホ短調)。
dolente=哀しげに
※いつも明るいわけではないジュリエットの一面…これから起こる悲劇を予告しているのか?
「モンタギュー家とキャピュレット家」
ソ○トバンクのCMにも使われたし、ドラマ版「のだめカンタービレ」で、シュトレーゼマンが登場すると流れる曲でもありますね。きっと1度は聴いたことがあるかと思います。
家同士の争いの曲。
→しかし使っている音は意外に単純?→家同士の争いも実はとても単純であるという意味?
→ホ短調の和音(シミソシ)を分散。シミソシで上がり、ミシソミで下がる。
→これに付点がつき、連続する…躍動感が増し、より不穏な感じに!
→それに対し低音は安定したリズムを刻む…より対立が明確に!
→そのあとぎざぎざした音型に変わる「レミ♭レド・レ・レ」
→ド~レの間がかなり離れている…動きが大きく、ダイナミックで好戦的な感じに!
二つの家の対立をドラマチックに表している。
「マドリガル」
ロメオ登場。
じんわりと恋が始まるような仕掛けが…
→「ヘテロフォニー」同じ旋律を同時に奏でているのだけど、ずれているような感覚を持たせる手法。
→たとえばヴァイオリンとチェロのパート、同じ旋律だけどチェロのパートの方が音の長さが長い(拡張)。
→この手法により、音色がにじむように聴こえる。
→ロメオの複雑な恋心を表現している。
ジュリエットのライトモチーフと交互にあらわれる。
・18小節目~エレガントなジュリエット
・26小節目~ロメオ
・43小節目~ジュリエット
→恋が始まり、気持ちが絡み合うように交互にあらわれ。。。
・59小節目~ついに「愛」のモチーフが!!
「倚音(いおん)」が効果的に使われている。
→「倚音」…一種の不協和音。構成音の隣の音(レファラだったら、「レ」の部分が「ド♯」になる)を奏するもの。
→解決前の音ということで、本来の音に戻って欲しい心理が働く。
→倚音が長く続けば続くほど、もだえの期間が長くなる。
「ジュリエットの墓の前のロメオ」
プロコフィエフのたくらみが隠されている。
→楽器を使い分けることで、人々の哀しみを表している(西本智実さんコメント)
→冒頭は弦楽器…構成音がぶつかった、不協和な響き。
→同じテーマをホルンが担当。張り詰めた緊張感が漂い、哀しみが浸透していく。死を受け入れがたい。
→チューバ・トロンボーンに変わる…より強い音。決定的に死に直面する。
→ジュリエットが墓に安置されるまでの視覚的な距離感を音で表すために、後半はより強い楽器を使用している。
プロコフィエフは、早くから才能を発揮し、前衛的な曲を作曲していたが、ソビエトではそのような音楽は受け入れられなかった。
社会主義により、より明快で単純な音楽が求められる。
そこで、「古い単純性ではなく、新しい単純性」をもった音楽を書いた→それが「ロメオとジュリエット」であった。
プロコフィエフは、大きく変化することを恐れなかった作曲家。
「先鋭的な才能のあるアーティストが、人工に膾炙するものを狙って作られた音楽」(島田雅彦コメント)
この曲がきっかけで、20世紀に名を残す作曲家になった。
今回も内容が濃く、45分間の放送とは思えないほど時間が長く感じられました。
しかも、出たよ!和声学の基礎に出てくる「倚音」!!
※「サ○ィとビ○レも5%オッフ~ふっふ~ん」じゃないですよ!
意味を知ればなるほどな~って感じですが、いきなり「倚音」とか言われちゃうと。。。ちょっと引きますよね。。。
和声かじっておいてよかったかも。。。
そして、コメンテーターとして出演していた西本智実さん。
「ジュリエットの墓の前のロメオ」についてずっとコメントしておられましたが。。。
何てカッコイイ。。。そしてなんて美しいのでしょう
女の私が見ても、ほれぼれしてしまいますね~
いつもCMなどで指揮をしてる姿を見ても、「ステキぃぃ~」ってハートマーク飛ばしてますが。。。
今回ですっかり好きになってしまいました。
コンサートはチケットが完売になるほどの人気なので、しばらくはDVDでも見ようかと思っています
番組の方は、あともう1本見てないのがあるので、そっちも楽しみです~
それが、ヤナーチェクのシンフォニエッタ。
この曲は、今年ベストセラーとなった村上春樹の「1Q84」の中で取り上げられ、一時期はジョージ・セル指揮・クリーヴランド管のCDが売れたとか売れないとか
いろいろ忙しくて時間が取れず、やっと今日見ました~
内容としてはこんな感じでした。
演奏
クリスティアン・アルミンク指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団
コメンテーター
野本由紀夫(玉川大学芸術学部准教授・音楽評論家)
佛坂咲千夫(NHK交響楽団トランペット奏者)
エヴァ・ミクラス(歌手)
クラシックの常識にとらわれない、自由な曲。
第1楽章
冒頭は、全て♭のついているメロディー。
→哀愁を感じさせる、不思議な響き。
→ペンタトニック(5音階旋律)=異国情緒を感じさせる。
→伴奏は、「空虚5度」の連続。調を決める真ん中の音が抜けた状態で続いている。
→これは和声学では禁じ手
この楽章では、トランペット9本+ティンパニだけという構成になっている。
→トランペットの音域の最低音より、低い音を要求されている。
→最低音はミ。でもここではミ♭がでてくるため、スライドの部分をうまく使わないといけない!
指揮もしづらい曲!
→フルートが高音域を出す…集中が切れると、オケはパニックを起こす。
この曲は、ヨーロッパの社会情勢が関係してくる。
→チェコ独立が1918年。その8年後にこの曲は作曲された。
→自分たちの思う通りの曲を書きたい…。
→その思いが、西洋クラシックの常識を破ってしまったのではないか。
この曲は「ファンファーレ」である。
→祖国の独立を祝うファンファーレ。勝利の響き!
第2楽章
舞曲風→いきなり曲調が変わる!
→このあたりも、常識破り。
シンフォニエッタ=小さな交響曲であるが、この曲に関しては、従来の交響曲の構成をなしているものではない。
この曲の構成は以下の通り。
・第1楽章 ファンファーレ
・第2楽章 城
・第3楽章 女王の修道院
・第4楽章 街路
・第5楽章 市庁舎
ヤナーチェクが育った、モラバ地方ブルノのモチーフ。
第3楽章
短いパーツ(部分)のユニットで出来ている。
→「タター」というリズム=パーツの繰り返し。次々といろんなメロディー、いろんな楽器に当て嵌められていく。
→次第に大きくなり、しまいにはプレスティシモにて暴力的な勢いを持つようになる。
→植物が育つがごとく、次々に枝分かれし成長していく雰囲気を持つ。大きな樹が育つがごとくの作曲法。
ヤナーチェクの作曲法=「発話旋律」
※発話旋律=人の言葉の抑揚から生まれた旋律。(例:「ぞうさん」)
→「誰のせい?」「どうして?」など、責め立てるニュアンスの旋律が続く(チェコ語)。
第4楽章
発話旋律っぽい?みんなに呼び掛けているような感じの旋律。
ヤナーチェクは、人の言葉と旋律との関係にこだわり、論文も書いた人。
第5楽章
※あまりコメントなし?
ヤナーチェクは、38才年下の恋人・カミラと散歩している際に、野外音楽堂から聴こえてくる音楽を耳にして、幸福感を持ってこの曲の着想を得る。
愛する女性の出現により、生きるエネルギーを得て作曲した。
すみません、今回はまとめづらかったです。
しかもこれを書いている今、ちょっとお酒入ってますんでますますあやふやなかんじに
今回のオケの指揮者、アルミンクさん(鼻血)。
ゆっきーさんあたりからいろいろとお話は伺っていましたが、やはり超絶イケメンです!
顔ちっちゃい!
背~デカっ!
そして指揮は優雅。。。
ちょっと私の方は、アルミンクさんによって生きるエネルギー注入されちゃった感じです
ヤナーチェクというと、前に書いたショスタコーヴィチ以上に縁のない作曲家だし、「1Q84」読んでいても音源を探すことすらしなかった私ですが。。。
クラシックっぽくない曲調と、エネルギッシュな勢いを感じるこの不思議な曲にちょっと惹かれています。
たぶん、音源はセル/クリーヴランド管以外で探すかと思います(ひねくれ者)。
「発話旋律」の個所で、ヤナーチェクは「モラバ民謡集」という、故郷に伝わる民謡の蒐集をしたという話が出てきており、歌の一節が紹介されたのですが、どこか郷愁を感じる不思議な旋律で、ちょっとほろっとくる感じでした。
それが結構印象深かったです。
実はこの番組、地上波で録画した「ロミオとジュリエット」編もあるんですよね。。。
レポもう少しお待ちください!
書くことがいっぱいありすぎて、間に合わないわ!
今回はピアノ曲ではなく、オケでございます。
しかもショスタコーヴィチ。。。
ものすごく縁遠い作曲家です!
ピアノ曲も楽譜が出てますし、姉弟子Mさんのお友達で、やはり同門のR子さんが弾いているのを聴いたことがありましたが、申し訳ないけどイマイチぴんと来なかったです。
しかし昨晩、洗濯物をたたみながら録画した「名曲探偵アマデウス」を観たのですが、あっという間にまたアマデウスワールドに引き込まれてしまいました~!!
演奏
チョン・ミュンフン指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
コメンテーター
野本由紀夫(玉川大学芸術学部准教授・音楽評論家)
荒井英治(ヴァイオリニスト・東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスター)
亀山郁夫(東京外語大学学長・ロシア文学・ロシア文化論専攻)
井上道義(指揮者)
今回も、そうそうたるゲストが集まってました~
しかもロシアものということで亀山郁夫先生まで。。。
先日、「爆笑問題のニッポンの教養」という番組で、ドストエフスキーについて語っている姿を見たばかり。
あの物静かな語り口の中ににきらめく、怜悧なまなざしにどきどきしながら見ていたんです
どんな深い解釈がなされるのか、興味津々でした。
前衛的なショスタコーヴィチの作品の中において、古典的な手法を採用した作品になっている。
1937年初演。
第1楽章
冒頭「レシ♭」「ラド♯」…これが、低音部→高音部と受け渡されるなら「問い」「応答」と会話が成り立つが、ここは低音部の旋律を高音部が追いかける、カノン形式になっている。
→答えのない問い…自問自答。これが延々と続くので、深刻さ、悲劇性を強めている。
冒頭のカノンに、金管によるもう一つのカノンが同時進行。
→二重カノンにより、より一層深刻になり、不条理な感情を表している。
悲鳴を上げるような旋律…懸命にしがみつくようにして演奏している…。
→作曲者の精神的極限状態を、演奏者は体験する(荒井英治氏)
ショスタコーヴィチの作品は、スターリンの独裁体制により評判を落とされる。
「西洋の堕落したモダニズムである」
→民衆にも分かりやすく、心に響く音楽を!ということでこの曲が作曲されることになる。
第2楽章
行進曲風なのに、3拍子?
→リズムが取りづらい。
→からかわれているような気分になる。
第3楽章
哀しい曲調。62小節に、「パニヒダ」の旋律が出現。
→「パニヒダ」とは、ロシア正教の祈りの歌…鎮魂歌。「永眠者と現世に生きる私たちの愛が続いている」
→誰に対する鎮魂歌か?
→スターリンの大テロル(粛正)の犠牲者に対する涙ではないか。
→社会主義を祝う一方で、スターリンへの批判(二枚舌的な要素)
→「我慢をしても、今は生きよ」というメッセージ。
第4楽章
勇ましく、歓喜に満ちた曲調。
→しかし「ショスタコーヴィチの証言」という本によると、「強制された歓喜」…スターリンに強制されたもの。
→この証言は本人のものではないという解釈がされているが。。。
しかしこの楽章に、隠されたメッセージが!
→「ラレミファ」…短調になっているが、「ファ」にシャープがついていたら「カルメン」の「ハバネラ」になる。
→ここの歌詞は、「気をつけろ」「信じるな」という意味。
→クライマックスは、「ファ♯」になる+ラの連打252回
→ラ(A)=古いロシア語で、「我」
→ここの意味は、「私は信じない」
「私は社会主義を信じない」
政治的なメッセージとともに、芸術家としての強い信念を表した作品。
「芸術的個性を拡張するための格闘」(亀山郁夫先生)
もうこんなに詳しく解説されたら、縁遠かったショスタコーヴィチもぐっと近くに感じられてしまいます!
こうして曲の背景や中身を知ると、作曲家の言いたかったことや、魂に触れるような気がして、もっともっと知りたいという欲求を抑えられないですね
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